7インチ盤専門店雑記271「Plays Live」
フェスの季節に聴くライヴ盤、何がいいと思いますか?ラジオ番組で2回に分けて特集する予定です。実に悩ましいです。しばらくはライヴ盤漁りの日々になりそうです。
ここ数年、ジャム・バンド的にやっている南部の連中の音源はやたらと耳にしておりますが、いいんですけど長いんです。ライヴのクオリティという意味では申し分ないのですが、ラジオ番組の構成からすると使い難いわけです。万事がこういった理由での取捨選択を繰り返しております。
尺を測るのにテキトーな選曲で並べたセットリストはできているのですが、満足しているわけではありません。コレをベースに半分程度は入れ替え覚悟で漁っております。少々長くても、どうしてもかけたい音源というものもあります。当然セットリストには既に含まれておりまして、これが半分くらいの尺を占めているわけです。ライヴは長めの音源が多く、今回の選曲は長さが重要な判断材料になりそうです。
ヘッダー写真のピーター・ガブリエル、インパクトのあるジャケットですが、拘り屋のライヴは当然クオリティが高いものばかりです。原曲からあまり変えてないアレンジの演奏も多く、面白いかという部分で判断することが許されるコンパクトな曲が並んでおります。大好きな「ソリスベリ―・ヒル」は何らかの形でかけたかった曲ですが、ライヴでも4分40秒程度にまとめてあり、ここでかけるかとは思います。最終的に尺で落選ということもあり得ますが、こういった持ち駒的候補曲をいくつか手に持って、最終の詰めになるんでしょう。
店の営業時間内でも、調理の手が空く瞬間というのは当然ありまして、ランチタイムでも、ときどきアナログ盤を鳴らして曲決めの判断をしていることがあります。お客様が聴いていようが、いまいが、つい盤を変えながらあれこれ考えております。あまりにヘンな選曲でポンポン曲を変えるので、訝しがられることもありますが、アタマの中はこんな状況なんだということをご承知おきいただければと思います。どうも夢中になっているときは、声をかけ辛いオーラでも出ているのか、「またおかしくなった」みたいな顔をされているような気もしますけどね、…スタッフさんから。
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