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さらまわしネタ帳062 - キンキー・フリードマン

キンキー・フリードマンをご存知でしょうか?元はミュージシャンで、テキサスのローカルなコメディアンで、物書きで、評論家のようなこともして、州知事選にも立候補しちゃったりする人のようなんですけど、よく分かりません。英語版のWikipediaではそういうことが書かれているんですけどね。

ヘッダー写真のアルバムが我が家に一枚ありまして、これがどうもラジオ局に配られたサンプラーのような代物なんです。1976年の盤ですが、チャートには入ってません。なんで我が家にあるのかは知りません。多分中古盤としてレコード店で売られていたものを買ってきた以外に入手する術なんてないんですけどね。いつ頃購入したかは全く記憶にございません。

かすかな記憶の中に、「二度と聴くな」という自分自身の怒りを込めた言葉が残っているんですけどね。…多分、相当つまらなかったんでしょうね。

どうしてもコミック・バンド系とかの、歌詞で笑わせるタイプの音楽は、英語圏ではない日本で受けるわけないので、ろくに紹介もされていませんよね。おそらくアメリカにはこの手の連中がいっぱいいるんでしょうけどね。

昨年亡くなったカントリー・ロックのアーティスト、コマンダー・コディも歌詞で笑いをとるようなところがある人でしたから、日本では本当に人気がないんですけど、彼のバンドにはニコレット・ラーソンがいたこともあるので侮れないんですけどね…。

この盤の左肩にこのようなシールが貼ってあるんです。↓

ラジオ局向けに、注意しているわけですね。「不快かもしれない挑発的な素材が含まれておりますぜ!」といったところでしょうか…。めちゃくちゃ気になるわけですね…。

ちなみに参加ミュージシャンのクレジットはこんなところです。↓

ドブロでエリック・クラプトンがおりますな…。ギターはT・ボーン・バーネットにレヴォン・ヘルム(?)に、ミック・ロンソンにロン・ウッドまでおります…。ベース欄にはリック・ダンコもおりまして、ドラムスにはレヴォン・ヘルムにリチャード・マニュエル(?)…、ザ・バンドの面々はいいにしても、何かヘン…。キーボードにドクター・ジョンもおりますな。ドラムスのテディ・ジャック・エディって、レオン・ラッセルの息子のテディ・ジャックではなくて、どうやらゲイリー・ビジーのことらしいですが…。ラスティ・ヤングやロジャー・マッギンまでいますね…。

普通に考えれば超豪華な面々が参加しているような盤なんですけどね。でも、おそらく40年ほど前に一度聴いた昔の自分が、「二度と聴くな」と言っております。

バックアップ・ヴォーカルにローリング・サンダー・レヴューの文字まで見えますね…。

やっぱり忘れることにしますかね…。

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