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7インチ盤専門店雑記112「ウェイティング・フォー・ザ・ナイト」

ヴァンデンバーグ、大好きなバンドでした。アルバムも全部買いましたし、来日公演も行きましたよ。残念ながらチケットが打ち出しになったばかりの頃で、とっておく気がしなくなって捨ててしまった数枚のうちの一枚です。まあ勢いのあるバンドという印象でした。音質はあまりよくなかったように思います。でもエイドリアン・ヴァンデンバーグのギターは凄かったなぁ…。いやあ、忘れられません。

そんな彼らのシングルなんて期待もしていませんから、スルーしてきてしまいましたが、ここにきて何枚か見つけてしまいました。とにかく、「ウェイティング・フォー・ザ・ナイト」一番好きな曲かもです。イントロのアコギももの凄いですし、間奏のギター・ソロもまあ見事な出来です。80年代のバンドでしょうが、フレーズや音の印象は70年代という気がします。知らない人にブラインド・テストをしたら70年代のバンドと思うかもしれませんが、この曲だけは80sテイストですね。

この曲を聴いて「なるほど、新しい音かも」と思ったものでした。オランダのバンドという情報がそう思わせたのかもしれませんけどね。まさかホワイトスネイクに加入してしまうとは思ってもみませんでしたが、それだけのテクニックはあるなぁとも思いました。そもそも、1987年のホワイトスネイクの姿が想像できていませんでしたけどね。ブルージーなデヴィッド・カヴァーデイルも結構好きなので、正直なところ、「あ~あ、ヘヴィメタになっちゃったよ」と思いましたけどね。繰り返し聴くうちに、これもありかとなったわけで、最初からよしとは思いませんでした。

今年入手した盤にあたっておりまして、「これなぁ」と懐かしいやら気持ちいいやら、音圧高めで聴きたい曲ではありますね。

…このライヴの現場にいたんですよねぇ。…懐かしいな。




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