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7インチ盤専門店雑記265「マイルスが聴きたくなってしまった…」

時々病気のように聴きたくなるマイルス・デイヴィスですが、何なんですかね。店にはリクエストが多い盤が20枚ほど置いてありますけど、やはり特定の盤しかかけてないような…。1958年から61年頃の盤ですね。80年代のマイルスも嫌いではないので、「Tutu」とかは自分が聴きたくて、よくかけてますけどね。エレクトリック・マイルスはお店を始めた頃によく聴いていて、普通のお客様は無反応、時々「こんなの流しているカフェは初めて」と嬉しそうにお声がけいただくといった様子でした。お声がけいただくのは、男性100%、高齢の方50%、20代程度の若い方50%といった感じでしたね…。

でも最近エレクトリック・マイルスは自宅にご帰還です。あまり聴いておりません。そんな盤が並んでいると思いつつ、自宅のレコード・ラックを眺めていたら、意外に古い盤が何枚かあり、「おや?」と存在を忘れていた連中との再会にニヤニヤしてしまいました。

ヘッダー写真の「Bird & Miles」、JAZZ本に出てくる逸話を検証するのに最適といった盤ですが、…こんな音源、ありましたねぇ。歴史的な貴重音源ですが、ジャズを聴き始めた頃、お安く入手して、面白がって何度か聴いたきりですね…。状態は…極上ですね。店で少し鳴らしますかね。

マイルスなら何でも買っていたような時期もあって、こういうサンプラーまで入手していたんですね。ソニーの「音のカタログ」ですね。ジャズ勉強中の方にはうってつけの有名音源集です。…これ、マイルスみたいにあまり移籍しない人でないと作り難い盤ですね。…案外楽しいです。

ソニー・ロリンズと連名の「DIG」もありますね。…いつ買ったのやら。新品みたいな状態です。完全に存在を忘れていました。はい何度も書いておりますが、私のジャズの入り口はロリンズのサキコロでした。…あれ、コレ、予備盤かなという気もしますね…。

激混みの土曜日が無事終わり、疲れが抜けきらない日曜日、これから仕込みと買い出しには行くわけですが、何か楽しみでもないとなかなかモチベーションが維持できません。普段の日曜日は、カミサンが焼いてくれるスイーツの試作品を食したりするのも楽しみですし、たこ焼きを買ってきて「タコパー」などと言いながら、好きな音楽を気持ち大き目の音で聴きながら食すのも楽しい時間です。忙しいというのは、裏返せば幸せなことだというのは分かっていても、シンドイことはシンドイわけで、気持ちのいいジャズ等を聴きながらのんびりする時間は、案外どころか大変貴重な時間だったりします。


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