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7インチ盤専門店雑記054「笑って!ローズマリーちゃん」

「笑って!ローズマリーちゃん Smile A Little Smile For Me」フライング・マシーン The Flying Machine (1969)

バブルガム・ポップの代表例としてよく聞く名前のフライング・マシーンですが、あまり馴染はありません。1969年に1発、ビルボードで5位までいく大ヒットがありまして、一発屋としても代表例として語られる連中です。ただし、正確にはこの人たち、もう一発ありまして、「急いで!!ベイビーちゃん」というセカンド・シングルも一応87位までチャートインしております。まあ有名曲ではありませんけどね…。

そもそも、アップテンポの使い捨てみたいなティーンエイジャ―向けポップ・ミュージックというものがバブルガムなわけですが、この連中の曲はアップテンポでもないし、さほどポップにも思えないんですけどね。当時、どうしてこういった売り方になったんでしょうね?まあこの後、ロクにヒットもしないし、メンバーが他のバンドで活躍したということもないので、使い捨てという部分だけは当っているんですけどね。しかし、アイドル的に人気が出そうなルックスでもないし…、なんやねん。

先日、お店でビートルズのミュージック・クリップを流していて、ふと考えたわけですが、なんであの人たちのミュージック・クリップって、あんなに高画質でしっかり残されているんでしょうね?そもそもミュージック・クリップというものがそんなに多く存在したわけでもない時代に、映画用でもないミュージック・クリップがしっかり作られているわけで、しかもシングル・カットした曲だけではなく、結構いっぱい存在しているんです。テレビ出演時の映像とは明らかに違う、クリップとして制作されたものですからねぇ…。

それに比べ、一応はヒットしたはずの曲のクリップがコレかというものが本当に多いわけで…、この歴然とした差はどこから生まれ出たものなのか…。

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