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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 032:リクエスト特集+ドラムス特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第32回(2022年5月6日(金)20時~
(再放送:5月8日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週はリクエスト特集に加え、ドラムスの特集です。とはいえ、いろいろ聴くのではなく、コージー・パウエル、カール・パーマー、カーマイン・アピスの3人を取り上げ、聴き比べました。

1曲目
「Don’t Mean Nothing」Richard Marx (1987)

まずはリクエストですが、「リチャード・マークスをシングル盤で」というもので、80年代中盤にデビューしてきたリチャード・マークスは7インチ盤が多く出回っているアーティストではありません。「これは私に対する挑戦ですかね、受けて立ちますとも」などと言いながらもかけております。ジョー・ウォルシュ、ランディ・マイズナー、ティモシー・B・シュミット参加です。

2曲目
「Back In The High Life Again」Steve Winwood (1987)

お次もリクエストですが、スティーヴ・ウィンウッドですね。エリック・クラプトンと一緒に来日したときの思い出もということでした。まずはこちらもジョー・ウォルシュが2曲参加している「バック・イン・ザ・ハイ・ライフ」からのシングル曲です。

ここで、2011年12月3日のクラプトンとの共演ライヴの内容を少々細かく説明した後、随分ウィンウッドを立てているライヴだったと解説しました。

「Can‘t Find My Way Home」Steve Winwood (2017)

ついでに2017年のライヴ盤からブラインド・フェイスの名曲をご紹介しました。この曲に関しては、ローウェル・ジョージとボニー・レイットが一緒にやっている音源がいいと申しております。


4曲目
「Since You Been Gone」Rainbow (1979)

続けてコージー・パウエルのリクエストなのですが、レインボーのこの曲をまず選びました。どの時期が好きかということで、ソロ2作目「ティルト」が推しということで回答しております。

5曲目
「Set Me Free」Bedlam (1974)

ここからドラムス特集になだれ込みます。まずはジェフ・ベック・グループ解散後、コージー・パウエルが自分のバンドとして結成したべドラム「セット・ミー・フリー」です。プロコルハルムにいたデイヴ・ボールとその弟デニス・ボールをギターとベースに据えたバンドで、この曲はべドラムのメンバーとゲイル・コリンズ・パパラルディの共作曲です。浮気性のダンナ、フェリックス・パパラルディを撃ち殺した奥さんです。

6曲目
「Touch And Go」Emerson, Lake & Powell (1986)

エイジアが売れていたので、ELP再結成の話にカール・パーマーがなかなか首をタテに降らなかったため、コージー・パウエルを加えて一枚つくったアルバムからのシングル曲です。コージー・パウエルは手数を多くせず、ずっしり重いドラムスでいい感じです。

7曲目
「Nut Rocker」Emerson, Lake & Palmer (1971)

カール・パーマーの1曲目は大名盤「展覧会の絵」からのシングル・カット、アンコールでやった「ナット・ロッカー」です。カール・パーマーらしい猛烈な手数です。

8曲目
「L.A. Nights」Carl Palmer (ELP) (1977)

カール・パーマー2曲目は、「Works Vol.1」から、ジョー・ウォルシュをフィーチャーした「L.A.ナイツ」です。くっついたり離れたり、忙しい英国プログレ界隈を象徴するようなアルバムからお届けしました。

9曲目
「Hot Legs」Rod Stewart (1977)

カーマイン・アピスはロッド・スチュワートのバックについた時期の音源で「ホット・レッグス」をご紹介。ロック・ドラマーとして人気でも、ご本人はもう少しポップな方がお好きかということで選びました。

10曲目
「Superstition」Beck, Bogert & Appice (1972)

カーマイン・アピスの2曲目は、やはり彼の定番とでも言うべきBBA「スーパースティッション」です。気持ちいいほどの変態ドラムスです。

11曲目
「Stargazer」Rainbow (1976)

ドラムス特集のラスト曲はやはりこれでしょう。イントロだけでもいいと言いつつ、お時間の許す限りということで、コージー・パウエルのドラムスが強烈な「スターゲイザー」で締めくくりました。

次回はカフェでかけても嫌がられないプログレ特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp


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