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本日のレコード整理 2020.05.17.ー7インチ盤の袋:テイチク・その他編

いよいよ最終回です。この際「まだまだありますよね」が正しいリアクションかと思われます。はい、エンドレスだということにここまできて気が付きました。邦楽に関しては、CBS Sonyをはじめ、洋楽と同じものを使っている会社もあれば、洋楽とは関係ない会社もあります。映画のサントラ盤に関しては、あまりに奥深過ぎて追い切れません。

そこで、最終回は、テイチクとどうしても触れておきたいその他のレーベルに関してご紹介したいと思います。テイチクは、帝国蓄音機商会まで起源を遡れる日本発祥の数少ないレコード会社ですね。他に日本発祥の老舗はキングレコードくらいのものですかね?演歌の会社というイメージが強いですけど、洋楽も結構扱いがあります。T.Rexやら10ccやらジェネシスなんかもテイチク系です。

袋のデザインは結構一貫性があります。まずはレーベル並び3種。

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自分の手元で確認できる古いものでは、この映画版「ナポレオン・ソロのテーマ Theme From U.N.C.L.E.」の袋ですが、この時代はまだ取り扱いレーベル数が少ないですね。

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「BBC Records」などという見慣れないロゴもありますから、まだまだディグしていける楽しみを残している会社です。

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それなりにお取り扱いレーベルが入れ替わりますね。ドイツのBASFのロゴも見えます。BASFはジグソー「恋のあやまち Who Do You Think You Are」の袋しか独自デザインは見たことありませんけど、いろいろありそうですね。

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古いところではインペリアルもありますし、セプターもレアですが見つけられます。

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こちらはテレビ・ドラマの方の「ナポレオン・ソロ」のサントラ盤の袋ですが、このユニオンというレーベルもテイチク扱いですね。

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「テイチクと言えば石原裕次郎」というイメージもあるのですが、映画関連もいろいろありそうですが、邦楽の方向に拡散してしまいそうですので、この辺にしておきましょうか。映画関連だと、ブルース・リー関連のサントラを洋楽と扱うかですが、こういう袋も出てきてしまいます。

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なお、中日ドラゴンズの「燃えよドラゴンズ!」も東宝さんです。別にダジャレでもないでしょうけど、面白いです。

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ユナイテッドもサントラ盤が多いでしょう。一般的な赤い袋に加えて、宣伝が載っているブルーものありますね。

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「ロッキーIII」のサヴァイヴァー「アイ・オブ・ザ・タイガー」はスコッティ・ブラザーズです。

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ここではキャニオンの文字が出てきますネ。ニッポン放送起源で、フジ・サンケイ・グループの現ポニー・キャニオンの歴史を語ってもというところですから、紙袋を数種掲載することでお茶を濁すと…。

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他にも日本発祥というところでいけば、クラウンもありますが、袋は一種類しか確認できておりません。しかも古いので印刷が不鮮明です。

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その他にはオーディオメーカー系もあったりします。

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面白いところではプレイボーイ・レコードはトリオ(ケンウッド)でした。シンプルなデザインが格好よかったりします。これはレーベル設立後いきなり全米No.1になってしまったハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズの「フォーリン・イン・ラヴ」の袋ですね。

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上手く説明できないのであまり触れたくないものにデッカがあります。英国デッカと米国デッカは第二次世界大戦の混乱で資本関係が切れて、戦後は2つのデッカが頑張ってしまうわけで私には判別できません。一つ目は「エデンの東」のサントラ盤ですから米国デッカですかね。330円定価盤という1955年公開当時、もしくはせいぜいで1950年代のものということまで知れます。二つ目(三枚目の画像)は「第三の男」ですね。

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その他にもいろいろあります。ジョー・ウォルシュの盤でおなじみABCはこんなです。

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ABBAのディスコメイトというものもありますね。

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大きいところではMCAやアリスタもあります。

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POLYSTARは谷村新司のアリス関連ですが、ゴタゴタしていて詳しくは分かりません。洋楽だとKISSやドナ・サマーを扱っていたりします。

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多くの海外レーベルのライセンスを扱った日本グラモフォンは、元をただせばドイツ・グラモフォンに辿り着くのでしょうが、現在はポリドールになっています。こういった歴史を知るのも非常に面白いのですが、紙袋からそれを語るのは少々無理がありますかね。そもそもこの日本グラモフォンの袋、丸の並びが規則正しくないし、会社名は切れているし、どうしたものかと呆れつつ考えてしまいます。

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邦楽も掘り下げると面白い歴史があるとは思いますが、もっと詳しい関係者さんも多いでしょうし、私が語るべきものではないので、好きなデザインのアルファとフォーライフの袋だけ掲載しておきます。

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本来ならスリーヴに情報が集約されているものですが、袋から得られる情報も実に多種多様、多岐にわたります。歴史も読み取れて面白かったりします。フィリップスの袋などは特に宣伝が掲載されているので面白いわけですが、そういった情報は2つ折りになったスリーヴの裏面にあたる部分に掲載されていることもあります。紙の袋という切り口では限界があります。むしろデザインを楽しむための備忘録的に捉えていただければ幸いです。

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この一枚、ロイ・オービソンに、ローリング・ストーンズに、「シンシナティ・キッド」に「何かいいことないか子猫チャン」!!!…語りたいことが多すぎていけません。古いレコードのスリーヴに掲載されている広告宣伝もそのうち纏めてみたい気もしますが、…エンドレスですよねぇ。


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