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さらまわしネタ帳074 - 明日への活力

お店がオープンしているときに1階ドアにぶら下げている看板が思い切り崩壊しまして、新しいのを作りました。室内用のブラックボードを加工して使っているので、雨ざらしだと寿命は短いのですが、時々作り替えていく方がいいかなと考えています。そもそもキッチンツールもほとんどが家庭用のもので、業務用はあまり使っていません。ちょっといいなという家庭用をやれてきたら買い換えながら使う方が、かなりお安くあがります。

とにかく設備系に関してはかなりケチケチやってます。こういうところにばかりおカネをかけて、それがメニューに上乗せされているような高級店は嫌なんです。あくまでもカジュアルに、リーズナブルなカフェ飯屋でありたいというポリシーです。共感してくれるお客様は結構多く、常連さんはその辺を分かってくれている方たちです。最近は仕入れも卸しを使わずに、走り回って安くていいものを買ってくるようにしていますから、いい素材で効率よく、美味しいものを提供するということに最大限の努力をしている自負があります。…とか言いますけど、まあケチケチやってます。そういう感覚を楽しんでいるといったところです。

7周年を超えて、やはりあちこちガタがきていますから、ちょいと臨時出費が続いているなあとは思いますが、それも「もうしばらくやってみますか」という心境になったからこそ、買い換えなどをし始めたことでもあります。「いつ店を閉めるか」という感覚でやっていると、どうしても臨時出費は極力抑えてというスタンスになります。常連さんはこの辺も敏感に感じ取ってくれるようで、「まだしばらくは頑張ってよ」という有り難いお言葉をいただきます。

スタッフも新人さんが加わって、やはり気分が刷新されました。常連さんがお会計のときに「頑張って」などとお声がけしてくれたりするので、嬉しいですね、ホント。

先日来、レコードのラインナップも少しいじっております。洋楽中心はこれまで通り変わりようがありませんが、邦楽を少し手直ししているんです。昭和歌謡やアイドル系は求められたときだけ出してくるようにして、J-POPやJ-ロック中心に出してあったのですが、もう少し懐かしいあたりを出してきたりしております。昭和歌謡とも違うのですが、フォークソング・ブームの時代の音源や、意外にお問合せが多いあたりだったりするのが、いまだに評価の高い筒美京平作品のレアなあたりだったりします。

結果的に自分が子供の頃によく口ずさんでいた歌や、何かの機会に歌った曲の7インチ盤などに接して、恥ずかしくなるような思い出が蘇ってきたり、まあ独り楽しんでおります。

結果的にストレスフルな日々における、楽しみでやっている店を続けていくためのモチベーションにもなっております。もちろん洋楽趣味中心であることは変わりませんから、ニコレット・ラーソンの気づいていなかった音源などを見つけてSNSで書いてみたり、といったことの方が中心ですけどね。

それでも「大学ノートの裏表紙に…」に続く部分の替え歌をいろいろ思い出し、ニヤニヤしていたりすることが明日への活力だったりします。

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