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7インチ盤専門店雑記013「ターン・ユー・オン」

「ターン・ユー・オン I Didn't Mean To Turn You On」ロバート・パーマー Robert Palmer (1985)

えー、ロバート・パーマーです。何ともエッチなオジサンです。いかしてます。ダンディという言葉では説明しきれないキャラですが、真面目にやっているのか、冗談でやっているのか…。ただ一時期やたらと人気がありまして、まあ80sの空気感に見事にハマったとでも申しましょうか、なかなか楽しかったです。

これはむちゃくちゃ格好良かったギター・ロック・チューン「恋におぼれて Addicted To Love」、「ハイパーアクティヴ Hyperactive」に続いて立て続けにリリースしてきたシングル曲ですが、ノリにノッていた時期の勢いあまってですかね。

何と言っても、この時期、パワー・ステーションとしての大ヒットもあります。こちらはご本人談によりますと、半分冗談だったみたいで、ツアーには同行しませんでしたよね。ピンチヒッターがマイケル・デ・バレスで、思い切り不評だったかと思います。

まあ、それでも下手なハードロックやメタルなんかよりもよほどハードにエッジが立っていて、格好良い曲でしたから、今更によくぞやってくれたと思います。まあ、この後、映画「アメリカン・アンセム」で使われたアンディ・テイラーの「テイク・イット・イージー」なんかを聴くと、「ああ、パワー・ステーションはアンディ・テイラーの音だったんだ」と思うわけなんですけどね。

それから、この時期のロバート・パーマーは映像で楽しむものですよね。お姉さんたちがもう少し真面目にやってたらと思わなくもないですが、真面目にやってたら格好良く感じなかったかもしれません。そこらは難しいところですね。


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