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7インチ盤専門店雑記063「白いバラ」

「白いバラ Lady D'Arbanville」キャット・スティーヴンス Cat Stevens (1972)

キャット・スティーヴンスの「白いバラ」ですが、コレ、来日記念盤です。自分が昔から持っていた7インチ・シングルとしての「白いバラ」は、アルバム「ティ・フォー・ザ・ティラーマン」のデザインで、「父と子」のB面だったんです。しかも「B面の方が好きだなぁ」とずっと思っていた盤でした。A面で別にリリースされていることをこの盤を手にするまで知りませんでしたから、コレを入手したときはちょっとビックリしましたし、混乱もしました。

そもそも、「白いバラ」の方が「父と子」より古い曲なんですよね。両方とも1970年にシングル・カットされているんですけど、日本でヒットするのはもう少し後ですからね…。

キャット・スティーヴンスは英国人ですが、ご存知のようにイスラム教に入信し、ユスフ・イスラムと名前を変えてしまうわけです。世界平和を歌い、アメリカからは入国制限扱いを受けている人です。

面白いのが英米日でヒットする曲が全然違うということです。日米でヒットした「ピース・トレイン」「モーニング・ハズ・ブロークン」「シッティング」「オー・ヴェリー・ヤング」といった楽曲は英国ではチャートインしていません。「白いバラ」や「父と子」は英国ではヒットしていますが、アメリカでは全然です。…なんでなんでしょうね。やはり歌詞ですかね?

こういったことを繰り返し発信していますから、私も警察の危険人物リストに載っているかもしれませんね。「世界平和」ってそんなにヤバい言葉なんですかね?まあ旧統一教会と一緒にされたくないですけど、まったく宗教の問題とも思ってないし、政治の問題とも考えてないわけで、純粋に音楽が楽しみたいだけなんですけどね…。ジョン・レノンやキャット・スティーヴンスほどの影響力があれば、また別の話かもしれませんが、ただのカフェめし屋のオヤジですからね…。


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