見出し画像

さらまわしネタ帳107 - ネタ溢れ

残念ながら今週も含め、しばらく再放送対応ということになりそうです。ディレクター氏の御父上様が亡くなられたこともあって、収録できない状態が続いております。事情が事情なので如何ともし難いのですが、残念です。

そんなわけで、ネタ溢れです。ネタ不足で厳しくなってしまうパーソナリティもいらっしゃるということを以前に聞かされていたのですが、まあ自分はしばらく大丈夫だろうなどとあまり気にしておりませんでした。そして、手持ちのネタは小出しにして、いろいろご提案いただける特集を優先して番組を作ってきましたから、手持ちのネタは潤沢にございますとも。…潤沢過ぎてネタ溢れとなっているんです。

どいうことかと申しますと、以前からご案内の通り、片付けが苦手な人間です。収録間近の番組のテーマやOAが終わってお客様にお見せする盤などが出っ放しになると、カフェのオーディオ周りはレコードの山になってしまいます。新着盤も届きます。お客様からリクエストなど入ろうものなら、もうかなり一生懸命探すことになります。そうこうしながら、アタマの中では「こんな音源を寄せ集めて番組にすると面白いな」などと考えているわけです。…ちょいとこの袋に寄せておくか…と。あのネタ、このネタ、相応しい音源が増えすぎて袋が箱になり…、つまりそんなわけで、足の踏み場もない様相が続いており、オーディオセットに近づけないで無理な姿勢を強いられるスタッフさんたちの視線が痛いこと…。

一応何がどこにあるか、ある程度は把握しているんです。でもさすがに一定量を超えると、なかなか探し出せないなどということになります。これをネタ溢れと呼びます…私だけの用語なんですけどね。実は番組10本程度は今すぐにでも収録できるくらいネタが溜まってしまいまして、あまりに酷い状況で自分も嫌になり、セットリストを作っておいて一旦片づけるなどということをしております。

そこに加えて、7月からはイベントも少しずつ再開することになります。自分のイベントではなく、貸し切りでお客様がやるイベントですけどね。当然その度に片づけなければいけなくなることは承知しております。…トホホ。そして、どういうわけか、こういうタイミングで文化センターのレコード講座の講師依頼もきてしまったりしております。こちらは10月スタートということですからまだ余裕はありますが、油断は禁物です。暑い暑いと言いながら真夏の季節はあっという間に過ぎていってしまいます。

中央エフエムは何だかオタッキーな番組が多く、へたするとTwitterのトレンド入りするような人気番組もあったりします。そこで扱っているのが西城秀樹とかだったりするので、昭和歌謡は身近なんでしょうけど、実はローカル・カルチャーにサブカル近現代史などといって様々な情報を発信している私としては、昭和の世相と連動したシングルを多くリリースした小柳ルミ子の研究などということもやっておりまして、店頭には出していないものの、ワーナー期コンプリート、SMS期もほぼ揃いといった状態だったりします。

普段洋楽やらジャズやらの親しみやすいネタしか口にしないものの、実はいろいろ扱っております。80sアイドルものだって結構な品揃えだったりするんです。結局好きなものだけ扱っていれば楽しさも大きいのでしょうが、一応レコ屋ですし、情報発信する立場としては好きなものだけというスタンスはいかがなものかということになります。

そんなわけで、とっ散らかっている言い訳ばかりしております。現代ブルースロックやサザンロックといった切り口もまだまだ紹介したい音源がいっぱいありまして、近いうち番組にできたらなあと思うわけですが、そんなレコードを聴こうと、「これだっけ」とユニオン袋を取り出して中を見ると小唄端唄だったりしたときの気分の沈み方って半端ないんですけどね…。マンガによくある、目が点になって、しょぼんといった、アレですね。

探し物をしながら片付けができる器用さが身につけばいいんだけどな。そこまで器用じゃないんだな…。

あ、ヘッダー写真、インドネシアのプログレハードみたいな音の盤です。最近よく流してます。手を広げ過ぎるなという戒めとして載せておきます。…全然反省してませんね。笑っちゃいますけどね、インドのモヒ二・デイもいれば、マイク・スターンもいて、ジョン・フルシアンテが歌っていたりするんだもん。もの凄い速弾きバチバチです。…しょっちゅう見失う盤です。似たようなジャンルの盤が他にあまりないので、寄せておく場所がないんです。…番組で「これかけたい」と言ったらディレクター氏、嫌な顔するかなぁ…。試してみるかなぁ…。元気出るんだけどなぁ…。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?