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さらまわしネタ帳024 - マーク・ゴールデンバーグ

今週金曜日の中央オフエム「さらまわし・どっと・こむ - The Vinyl Paradise」はサントリーのCMソング特集をお送りします。もうこの次回の予告だけで、「何かけんの~?」というお問い合わせがありまして、内緒というのも何ですから、前半はマーク・ゴールデンバーグのミニ特集、後半は80年代のCMから選りすぐり、ジャズ多め、といったお応えをしております。はい、80年代、サントリー・ローヤルのCMをやっておりましたのがこの方です。あのトラウマになりそうな、猛烈印象的なCMです。

ランボオ篇、ガウディ篇、ファーブル篇とありまして、すべて彼の曲がバックで流れておりました。この辺のCMソングやペンギンズ・バーなどの曲を彼がやっておりまして、一枚のアルバムにまとめてくれます。「鞄を持った男」ですね。実はCMで使われたテイクではなく、アレンジも音も違うのですが、公式にこれがリリースされていることの意味は大きいと思います。日本では結構人気がありましたから、それなりの枚数プレスされたと思われるのですが、海外のマニアには超入手困難盤というわけですね。

そして、ヘッダー写真に載せておきましたが、「テラ・ノストラ」という姉妹盤か続編のようなアルバムも「鞄を持った男」の翌年にリリースされます。同様に素晴らしい出来のアルバムですが、言ってみればこちらはもっとレアですよね。

番組の中でしっかりご紹介しておりますが、彼はジャクソン・ブラウンのバンドのギタリストでして、私の拙文をお目通しいただけたジャクソン・ブラウンのマネージャーさんから、「マークのプライヴェート・ライヴがあるんだけど遊びにおいで」とお誘いを受けまして、厚顔さげて行ってきました。その時にいただいてきたのがこのサイン ↓ 。

ジ・エディ・ボーイ・バンドという、彼のおそらくメジャー・デビューであろう一枚を持ち込んでいたところ、ご本人が大いに盛り上がってしまいまして、マネージャーさんが困ってしまうほど話し込んでしまいました。いやあ、楽しかったです。

加えてランボオ篇の語りがね、もう忘れられません、ホント。

その詩人は底知れぬ渇きを湛えて(抱えて?)放浪を繰り返した、
限りない無邪気さから生まれた詩、
世界中の詩人たちが青ざめたその頃、
彼は砂漠の商人、
詩なんかよりうまい酒をなどとおっしゃる、
永遠の詩人、ランボオ、
あんな男、ちょっといない、
サントリー・ローヤル

懐かしい方も多いのではないでしょうか。サントリー・ローヤルのCMのインパクト、今でも薄れておりません。


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