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7インチ盤専門店雑記120「ブラック・ベルベット」

カナダの女性シンガー・ソングライター、アランナ・マイルズの唯一のヒットと申しましょうか、1989年の特大ヒットです。グラミー賞も受賞しています。…でもカナダ国内では10位どまりとか。アメリカのグラミー賞に相当するカナダのジュノー賞もとってはいるんですけどね。ヴィデオとかがアメリカ向きということなんですかね。

何はともあれ、1989年リリースの曲ですから、普通には7インチ・シングルはありません。国内盤は見本盤ならあるかもという程度ですから、諦めておりました。輸入盤だとまだある時期なんですけどね。そして輸入盤で何とか入手しました。1989年頃の好きな曲は、何とか頑張って入手したいと輸入盤にも範囲を広げて探しております。そして今年やっと入手したわけです。

ラジオ番組の「2022年に入手したレコード」という特集でかける曲を探しているのですが、一曲は1989年頃の曲を入れたいんです。簡単には入手できませんから、そこは拘りの事情なども語れるわけです。とにかく高音質です。アナログ・レコードの技術的な進歩が行きつくところまで行っていた時代です。LPはものによって、もの凄く薄くてビックリするのですが、7インチ盤はそんなことありません。薄いと振動の影響を受けやすいのですが、薄く作れる技術という方向性が優先していたようですね。この盤もご多分に漏れず、高音質です。音の分離が非常によろしいようで、ベースがよく聴こえて嬉しいのなんの。

結局こういう回は脈絡のない内容になりますが、何故選出に至ったかの理由がはっきりしている曲だと語り易いわけです。これはもう十分に語るネタがある曲なんですけどね。他にも何枚か1989年の輸入盤7インチを入手しておりますが、「そのアーティストの特集をやるかもしれない」とかいった場合に困ることになり兼ねないので、こういう括りのときは、一発屋がいいんですよね。そんなわけで、8割がた当確かな…。






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