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7インチ盤専門店雑記041「ジャンプ」

「ジャンプ Jump」ポインター・シスターズ Pointer Sisters (1984)

1984年の「ジャンプ」と言ってもヴァン・ヘイレンではなくて、ポインター・シスターズの方ですね。ロサンゼルス・オリンピックの年ですからね。1984年は10枚目のアルバム「Break Out」から4曲のトップ10ヒットが出ていますから、まあ絶頂期ですね。サード・シングル「ジャンプ」は3位まで行っています。

B面の「オートマティック」はブロック・ウォルシュとマーク・ゴールデンバーグの共作曲です。こちらは「Break Out」からのセカンド・シングルで5位まで行っています。大ヒット曲どうしのカップリングですね…。どうして日本盤はこうなのか…。私個人的には、B面の方が好きです。

さらに個人的には、1973年の「Yes We Can Can」が大好きで、一応ずっと注目はしておりました。明るくて、賑やかで、「こういうのもアリだな」と、何か諦観のような感興を持っておりました。でも70年代の活動を見ている限り、1984年の大活躍は予測不可でしたね。古いジャズ・タイプの曲をリサイタル形式のライヴで歌うようなアーティストでしたからねぇ…。まあ、ビックリしました。

ちなみに、ルース、アニタ、ボニー、ジューンの4姉妹ですが、ボニーは途中からソロ活動を始めてしまいました。この4姉妹には長兄がいて、その昔、西鉄ライオンズで活躍したアーロン・ポインターですね。さらにちなみに、2006年にジューンは癌で亡くなってしまいました。2009年からはルースの孫のサダコが加入して活動は継続しています。サダコさん、お母さんが日本人なんだとか…。よりによって、サダコさんですか…。


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