見出し画像

清澄白河カフェのキッチンから見る風景 : レコードの魅力(洋楽編)

コロナのせいで本当に鬱々とした日々を過ごしております。忙しくしていればまだ気も紛れるのですが、緊急事態宣言が発令になってからは休業しておりますので、鬱々と考えてしまう時間が増えているわけです。「先行きが不安なのはみんな一緒だから、くよくよ考えてもしょうがないでしょ」と言われてもねぇ。協力金の申請だって、追加資料の提出ばかり求められていて、本当に支出したくないんだなぁという印象です。不安にもなりますって。

まあ、「今できる作業をやるしかない」ということも分かっています。部屋の片づけやらPCのデータ整理などは少しずつですがやっています。でも捗りません。当たり前ですよ。集中力が普段の100分の1程度まで落ちているような気がします。そこで昨日あたりから始めたのが、スタートが一月先延ばしになったものの、いずれはやらなければいけない砂町文化センターの「レコードの魅力(洋楽編)」という講座の準備です。レコード講座と呼んでいますが、4月連続の講座でして、結構楽しめそうなものです。年季の入った音楽好きの皆さんが20人以上集まっていらっしゃるようですから、ご期待に沿えるよう準備は怠れません。

とりあえずは資料作りです。以前にお店でやっていた年代ごとに刻んでヒット曲を紹介するイベントの資料がまんま流用できそうですが、少し古い時代からやりますので、追加で作らなければいけない時期もあります。これはビルボードのチャートの資料集やらグラミー賞のデータ、日本レコード大賞のデータなどにあたって、着々と作業が進んでおります。

画像7

また講義をするという観点から、少し慎重に基本的な部分も押さえるように準備をしております。そもそも前職では、「失敗しないプレゼン」などというものの講師もやっておりましたから、自作の「登壇前チェックリスト」まで作成してあります。まあその辺はぬかり無しでしょう。

ついでに、ちょいと気になっていた高校の音楽の教科書を一冊購入し、研究しております。音楽の好みなどは人それぞれ、十人十色でしょうが、講座となると、やはり基本部分は押さえておかないといけません。自分のオススメ曲をかけるだけでもある程度は様になるカフェのイベントとも、そこは大きく違う部分です。一応講義ですから、ある程度「体系」を意識して内容を検討しております。

そして、届いた高校の教科書が実に秀逸なものでした。ヘッダー写真の教育芸術社刊行の「MOUSA1」というものですが、これをまずカミサンと一緒にパラパラ見て、自分たちの時代とあまりに違っていることに大盛り上がりでした。最近の高校生はこんなに楽しい教科書で勉強しているんですか!!まじでビックリですよ。

画像1

まずはグラビアページ!!ですよ。マイケルにビヨンセにマドンナですよ!!いい教科書ではないですか!!後ろの方のページにはコード表まで載ってますよ!!ああ、羨ましい。

画像2

内容もクラシックばかりではありません。ジャズも、ロックも、J-POPも、その歴史からしっかり説明されていますからね。

画像3

画像4

画像5

そして笑えるのが、「《Smoke On The Water》を演奏しよう」なんてページまであるんですね。…いいなぁ。いい時代だなぁ。…まあ選曲はねぇ、くるりとかスピッツとかでもいいような気もしますけどね。好みですかね?難しすぎてはダメでしょうけどね。…Smoke On The Waterは、そもそも簡単なようでいて、格好よくカヴァーできる曲じゃありませんけどね。

画像6

まあ定義が難しいところですが、クイーンがプログレに分類されていることには違和感を覚えるんですけど、細かいところにケチつける目的で購入したわけではありませんから、…でも気になるな。やっぱ、ちゃうやろ…。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?