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FM84.0MHz Radio City presents "Saramawashi.com -The Vinyl Paradise" 045:アラン・パーソンズ・プロジェクト特集

さらまわしどっとこむ -The Vinyl Paradise-
第45回(2022年8月5日(金)20時~
(再放送:8月7日(日)19時~)

清澄白河にあるカフェGINGER.TOKYOのオーナー高山聡(あきら)がお届けする音楽番組です。
全曲アナログ・レコードでお届けします。しかも可能な限り7インチ盤で、しかもフルレングスでかけます。
サーフェスノイズにまみれた1時間、ぜひご一緒に。

今週は「アラン・パーソンズ・プロジェクト」特集です。次回がドナルド・フェイゲン特集を予定しており、英米を代表するスタジオワークの鬼の聴き比べ前半戦です。

1曲目
「Don’t Let It Show」The Alan Parsons Project (1977)

まずは高山が初めて買ったアラン・パーソンズのアルバム「アイ・ロボット」からこの曲を選びました。全曲ヴォーカルが違うというアルバムですが、この曲はデイヴ・タウンゼントというセミプロのシンガーです。

2曲目
「Some Other Time」The Alan Parsons Project (1977)

プログレ一辺倒ではないレトロポップさを持ち合わせたこの人たちの曲調と優しいヴォーカルが合います。この曲はジャマイカ系英国人ピーター・ストレイカーというミュージカル「ヘアー」に出ていた人です。女性ヴォーカルはマハヴィシュヌ・オーケストラでも歌っていたジャキ・ウィットレンという方です。演奏の中心はパイロットのイアン・ベアンソンとデヴィッド・ペイトンです。

3曲目
「Damned If I Do」The Alan Parsons Project (1979)

女性の容姿に関するトラブルをテーマとした「イヴの肖像」から、「沈黙」です。ヴォーカルはレニー・ザカテクです。

4曲目
「Lucifer」The Alan Parsons Project (1979)

「沈黙」のB面が「ルシファー」でしたが、ヨーロッパではこちらの方がヒットしました。日本では「ルシファー」が2代目ホンダ・アコードのCMに起用されたため、1981年にAB面を入れ替えて再リリースされました。


5曲目
「Time」The Alan Parsons Project (1980)

5作目のアルバム「運命の切札 ターン・オブ・ア・フレンドリー・カード」からは「ゲームス・ピープル・プレイ」と「タイム」がシングルカットされました。ここらで実質的な中心人物エリック・ウールフセンがヴォーカルを採ったりして少し前に出てきます。

6曲目
「Silence And I」The Alan Parsons Project (1982)

6作目「アイ・イン・ザ・スカイ」からセイコー・ドルチェのCMに起用された「静寂と私」です。大ヒット・アルバムですが、これは日本特有の人気を誇る曲です。もの凄く音のいいアルバムですが、さすが元アビーロード・スタジオのエンジニアだった人ということを意識させられます。ただしご本人は「ものすごくラッキーだっただけ」と謙遜しております。はたして…?

7曲目
「Don’t Answer Me」The Alan Parsons Project (1983)

翌1983年にリリースされた7作目「アンモニア・アヴェニュー」からは特大ヒットがでます。MTV等で、アメコミ風のストップ・モーション・アニメのヴィデオ・クリップはヘヴィ・ローテーションで流されておりました。

8曲目
「Let’s Talk About Me」The Alan Parsons Project (1984)

ライヴ・ツアーをやらない人たちなので、ヒット作が出ても、直ぐに次のアルバムがリリースされ、ビックリしました。「ヴァルチャー・カルチャー」からも2曲続けてお送りしました。

9曲目
「Days Are Numbers (The Traveller)」The Alan Parsons Project (1984)

10曲目
「Standing On Higher Ground」The Alan Parsons Project (1987)

アナログ技術の極みとも言える時期、1987年にリリースされた10作目「ガウディ」は猛烈高音質でしたが、曲の粒が揃っていなかったなどと申しております。ここからも1曲ご紹介しました。

11曲目
「Sirius~Eye In The Sky」The Alan Parsons Project (1982)

ラストはやはり最も人気があるこれでしょうか。カフェ・プログレ特集でシングル・ヴァージョンはかけてしまいましたが、この曲の白眉は前奏曲「シリウス」から続けて入ってくるところだと申しております。

次回はドナルド・フェイゲン特集です。お楽しみに。
番組へのご意見やお便りをください。
voice@fm840.jp

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