COVID-19と我が家への影響(1):出産のための帰省を早める

COVID-19の影響で生活がいろいろと変わった。特にこの数日状況がめまぐるしく変わって、毎日夢を見ているよう。いつか元気にこの日々を思い出すのかなあと思ってちょっと書き留める。

1月中旬:在宅勤務開始

私は妊娠中ということもあって、2020年1月中旬からたまに在宅勤務、2月にはほぼ在宅勤務に切り替えさせてもらった。大変理解のある上司と、ほんとうに偶然(COVID-19関係なく)この時期にリモートワークを導入するための実証実験を会社で行っていたこともあり、わりと在宅勤務に移行しやすかった。つらいつわりを乗り越えてやっと年始から出勤できるようになったのに、わずか2週間ほどでまた自宅での作業に。

2月中旬:夫が原則在宅勤務に

夫もちょこちょこと在宅勤務をしていたが、2月中旬から原則在宅勤務になった。この時期はあまり危機感もなく、期せずして平日の昼間に夫婦で一緒に自宅にいるという新鮮な環境に、娘を保育園に送り届けてから始業までのわずかな時間にモーニングに行ったり、昼休みに一緒にランチに行ったりしていた。

通勤がなくなったことで運動量が減り、妊娠中の体重管理が難しくなったが、逆に娘を保育園に迎えに行ったあと一緒に料理する時間が増え、夫も晩ごはんの時間に自宅にいるので家族3人で食卓を囲むことができ、幸せな時間だった。

3月3日:保育園からの登園自粛要請

学校が休校になったタイミングで、娘の保育園から登園自粛のお願いが来た。とはいえ保育園そのものは開園しているため、普段どおり通わせていた。同じクラスの子どもも誰も登園自粛していなかった。

4月1日:住んでいる地域の別の保育園で、在園児の保護者が感染

このニュースで一気に怖くなった。娘を通わせている保育園ではないとはいえ、もう、すぐ近くだ。子どもたちは地域から出ていないだろうから保育園内での感染はないだろう、となんとなく思っていた。あるとすれば通勤している保護者が持ち込むくらいだ。そしてやっぱりそうなった。毎日送り迎えで何人もの保護者とすれ違うと思うと怖い。明日はうちの保育園かもしれない。

4月3日:産院から早めの帰省をすすめられる

この日は妊婦健診、私は30w3d(8か月)だった。健診の日はいつも朝一番に産院に行っているので、夫も在宅勤務で始業まで時間があるわけだし、一緒に行けるのでは、とふと思った。今思えばとてものんきなことを考えていた。

が、それまで許されていた夫の診察室への入室がもうできなくなっていた。先生にも、帰省はどうするの?と聞かれ、「少し早めるかもしれません…」となんとなく答えると、「そのほうがいいと思いますよ」と断言された。いつもあっさり、淡々としている先生ではあったが、ぴしゃりと断言されて怖くなった。「2週間後どうなっているかわかりませんし。必要なら今日紹介状書いて渡しますよ。」急な展開にうろたえながらも、じゃあお願いしますと行って診察室を出た。今思えば、帰省前の最後の診察になってしまうかもしれなかったのに先生に挨拶もせず診察を終えてしまった。

産院から帰宅、午後は在宅勤務の予定だったが、もしかして早めに帰省するかもしれない、そうしたら産休まであと1か月ほどの予定が2週間ほどになってしまうかもしれない、と上司に伝えた。


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