子どもが好きではなくなった私

幼い頃から小さい子が大好きだった私

結婚願望はないけど将来、子どもは欲しいと思っていた私

幼稚園の先生や保育園の先生に憧れていた私(ピアノ弾けないから諦めた)

子どもと少しでも関わりたくて、キャラクターショップでアルバイトしていた私

子どもと関われる仕事に就いた私

でも、

仕事で毎日子どもと接しているうちに気持ちが変わってきた。以前まで可愛いと思っていた子どもを可愛いと思わなくなってしまった。

言うことは聞かない

思い通りに動いてくれない

生意気

よくわからない

そんなことを働き始めて数ヶ月感じていた。

ある日、教育者であるコルチャックの思想を学ぶ機会があった。

子どもはすでに人間である

というコルチャックの言葉。

初めは何を当たり前のことを言っているんだと嘲笑ってしまったが、彼の考えを学べば学ぶほど私は子どもを人間として見ていなかったことを思い知らされた。

言うことを聞かない
→子どもたちにも意思があるから当たり前

思い通りに動いてくれない
→それは私の都合

生意気
→子どもも相手を選んで接している

よくわからない
→私は子どもたち一人ひとりとしっかり向きあっていた?

幼い頃から可愛いと思っていた子どもたち

しかし本当の私は心のどこかで

子どもは大人の言うことを聞く存在

何も知らない子

と彼らを見下してしまっていたことに気がついた。

産まれて数年しか経っていないのだから経験が私たちよりも足りないのは当然であり、それを支えていくのが私たちの勤めであるのだから…

子どもだからといって特別なことは何一つない

彼らも私たちと同じように、自分の意思があり意志を持ち行動し生きている

それを忘れてはならないと猛省した。

だから私は子どもを可愛いとは思わない。

子どもだから可愛いということはない。

もし可愛いと感じることがあっても、それは子どもだからではなくそれがその子自身の魅力なのだから…