![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114611477/rectangle_large_type_2_380ed5568200ef24a3900a6bfe918c6f.png?width=800)
早く就職する程、得ではない。
今日、思い立って、
ホテルから一番近くのバスに乗って、
田舎の自宅へ帰ってきた。
始発のバス。
乗り遅れそうになって、
久しぶりに、全力疾走した。
なぜか、一度も止まる事も、
失速する事もなかった。
なんだか、体力、付いてきたみたい。
戻って、特に
何をしたい訳でもなかった。
取り敢えず、
ホテルにない、湯舟に浸かった。
そして、そのまま着替えて、
ハローワークに向かった。
失業保険の給付申請をしてきた。
1か月前くらいから、
社会復帰を視野にいれて、
失業保険の申請をしていた。
書類も揃えて、役所の職員さんに見守られながら。
すると、その日は、
ほんのわずかな記入漏れで、
申請が出来なかった。
同行してくれる役所の職員さんは、
せっかく、時間を割いたのに、と嫌な顔をしていた。
だから、今日は、
何も言わずに、1人で行って来た。
記入漏れがないか、入念なチェックの後、
申請が受理された。
その後、失業保険の説明を聞いた。
正直、もう、燃え尽きていた。
書類の出来上がるのを、
1週間、2週間、1か月…..と待つ間に、
わたしは、何をしてるんだろうと思った。
そして、説明を聞いて唖然としたのは、
『早く復帰すればする程、失業保険の金額は少なくなる。』
との事だった。
普通なら、早期就職をしたら、
再就職手当が貰えるけれど、
わたしは、前職にお声を頂いた、という条件だったので、
手当の条件から、外れた。
何か月も経って、やっと失業保険が申請出来たと思ったら、
『早く就職する程、得がないよ。』
と職員さんに言われた。
その後、
「だから、体調をよく整えてから、
無理なく働けるように準備してね。」
と言われた。
優しさからの言葉だったけど……。
本心は、
「わたしのやってる事って、なんだったの?」
そう思った。
なんだか虚しくなった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?