見出し画像

早く就職する程、得ではない。

今日、思い立って、
ホテルから一番近くのバスに乗って、


田舎の自宅へ帰ってきた。


始発のバス。

乗り遅れそうになって、
久しぶりに、全力疾走した。


なぜか、一度も止まる事も、
失速する事もなかった。



なんだか、体力、付いてきたみたい。



戻って、特に
何をしたい訳でもなかった。

取り敢えず、
ホテルにない、湯舟に浸かった。


そして、そのまま着替えて、
ハローワークに向かった。



失業保険の給付申請をしてきた。


1か月前くらいから、
社会復帰を視野にいれて、
失業保険の申請をしていた。


書類も揃えて、役所の職員さんに見守られながら。


すると、その日は、
ほんのわずかな記入漏れで、
申請が出来なかった。


同行してくれる役所の職員さんは、
せっかく、時間を割いたのに、と嫌な顔をしていた。


だから、今日は、
何も言わずに、1人で行って来た。


記入漏れがないか、入念なチェックの後、
申請が受理された。


その後、失業保険の説明を聞いた。


正直、もう、燃え尽きていた。


書類の出来上がるのを、
1週間、2週間、1か月…..と待つ間に、
わたしは、何をしてるんだろうと思った。


そして、説明を聞いて唖然としたのは、

『早く復帰すればする程、失業保険の金額は少なくなる。』

との事だった。

普通なら、早期就職をしたら、
再就職手当が貰えるけれど、
わたしは、前職にお声を頂いた、という条件だったので、
手当の条件から、外れた。


何か月も経って、やっと失業保険が申請出来たと思ったら、
『早く就職する程、得がないよ。』

と職員さんに言われた。


その後、
「だから、体調をよく整えてから、
 無理なく働けるように準備してね。」


と言われた。


優しさからの言葉だったけど……。


本心は、
「わたしのやってる事って、なんだったの?」


そう思った。
なんだか虚しくなった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?