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【台北から東京へ】2010年1月17日 7ヶ月ぶりの日本に帰国して見る日本の姿

台北から日本へ


昨年の2009年6月28日僕は、大きな期待と夢を胸にドイツ留学へ旅立った。
それから、約7ヶ月振りに日本に戻ることになる。
正直言って、ドイツで得たものはあまりなかった。

日本に帰って、

「何をするのか。」

「何ができるのか。」

現実と向き合わなければならない。

ただ、一つだけ自分の中で感じていることがある。
「海外で働きたい。」
もちろん、ドイツに行ければ一番いい。

それ以外の選択肢も考える必要がある。
まずは、日本に帰る。

それでこの旅が終わる。

桃園空港へ


桃園空港へのバスは、台北駅から少し離れた場所から出発した。
相変わらず腹が痛い。
台湾には1週間いたが、ずっと腹の調子には悩まされた。
台湾の料理は僕の体に合わないらしい。

桃園空港は、ターミナル1とターミナル2がある。
チケットをパッとみるとターミナル1という文字が目に入った。
11時に出発したバスは1時間ほどで空港に着いた。
ここはターミナル1だったらしいが、ボーとしていたので降りずに次のターミナル2まで行ってしまった。
「さっき見たチケットはターミナル1て書いてあったよなぁ、」
と思い、無料の電車でターミナル1に向かった。

この電車は5分におきにでているのでとても便利だ。
しかも1分くらいで着いてしまった。
ところが、よくよく便を確認すると、東京行きの便はターミナル2から出るらしい。

「あれー、おっかしいなぁ。チケットにはターミナル1と書いてあったのに。」
と、もう一度よくチケットを確認した。
よくよく見てみると、ターミナル1は到着する成田空港のことだ。

時間は十分にある。
またシャトル便でターミナル2に戻った。

日本へ


今日は天気が良かったので、飛行機は予定通りに出発した。
飛行機はトラブルがつきものというが、ドイツ出発時に1時間遅れただけで、人生あまりひどい経験をしたことがない。
台北から成田は約3時間。
欧州への飛行機に比べたらあっという間だ。

とうとう日本だ。
これからは、日本で待ち受けている現実と向き合わなければならない。
この夢のように幸せな半年間の代償なのか。

そういえば、KYOは
「私は毎日仕事を辞めたいと思っている」
と言っていた。

でも彼女は続けるだろう。

と、うだうだ考えごとをしていたら成田空港についてしまった。
台湾と日本は近い。

さて、半年以上日本を離れていて、改めて日本という国が見えてくる。

日本人の顔


ドイツに長くいたこともあり、日本人の共通点を客観的に観察できた。
目が小さく、凹凸のない顔、そして体のラインが出ない服を着ている。
あー、なるほど。自分もそうやって日本人だと見分けられていたわけだ。

物価の高さ


成田空港から新宿駅までのリムジンバスは3000円もした。
しかも空港から都心が遠い。どの国も1時間もあれば都心に着く。
ちなみに空港から都心までの移動費(2009-2010年当時)

トルコ 700円
ドイツ 1000円
台湾  400円
先進国でさえ、この価格だ。

清潔感


ただ、清潔感は日本がNo,1だ。
街も人も、日本は本当に清潔感がある。
ドイツよりも台湾よりも清潔感がある。
新宿の夜景も綺麗だった。

本日の出費


朝食  32T$
バス 台北→空港 125T$
成田→新宿 3000円
合計 157T$+3000円

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