見出し画像

自分が好きな自分を好く人がいる

どういうわけかやたらと親切にしてくれる後輩(♂)がいる
いや正しくは先輩なのだ
前職時の4ヶ月だけ先に入社していた10歳ほど年下の先輩なのだが
「~~っス」「~~っスよね~」口調であるため
後輩感が満載でついつい後輩と勘違いしてしまうのである

今日は件の農業バイト初日だったのだが
実は前日のうちにその後輩も一緒にバイトに誘っていたのだ
後輩はその前職を実にその前々日に辞めており
路頭に迷いこむところをオレが救ってやったのだ

そのバイト先というのがなんと市外なので
通勤時間はクルマで40分ほどの
「うんちょっと遠いね」
と思える基準値のちょうどのところに存在する
周知の通り我が家ではクルマはヨメが通勤に使っているので
通勤手段はどうしようか? 義母か? 義母カーか?
というのを話すと(LINEで)
「あ じゃあ自分が(オレの)自宅まで朝迎えに行きますよ」
正気?
彼の自宅からオレの自宅まではクルマで20分ほどかかる
バイト先までの時間と合わせると都合1時間にもなるのだ
しかし正直それは大助かりなので
「えっいいの?」
と間髪入れずに応答しありがたく甘えさせてもらうことにしたのである

もうひとつ
先日催された飲み会の幹事がその後輩で
会合の開始時間は19時だったのだが
「銀さん(←オレのこと)もしその日特に用事がないなら
 もうちょっと早い時間から会場とは別の場所で飲み始めませんか?」
当時オレは無職状態だったので金銭的に余裕がないから
と断ろうと話してる途中で「あ自分が払うんで大丈夫っス」と言う
もうおわかりだとは思うが
正気? からの「えっいいの?」なのである
さらに告白すると
このちょい早只飲みは今回で2回目なのである

なぜこんなによくしてくれるのかがホントに不思議なのだが
理由を聞いてみると
「いつもお世話になってるんで~」
は理解できたのだが
「銀さんは僧侶なんスよ~」とか
「自分銀河教なんで~」には
ははは とだけ伝えておいた

でもでも
オレもそんな自分が大好きなのである

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?