【野球の話】野球の魅力はホームランなんかじゃない
久しぶりにバッティングセンターに行ったら筋肉痛がえげつないことになってしまったGingaです!!
今回は野球の話です!!
自分なりの野球の魅力を語って共有できればいいなあと思っています!!
それでは行きましょう!!!
野球は答えなき学問
野球の魅力ってなんだろう?
改めて考えると難しい。
野球という競技を知れば知るほど一言では語れなくなってしまう気がする。
ただ、ひとつ言えるのは野球においてはものすごく頭を使って考える力が必要だということだ。
つまり勉強に近い。
そして考えを尽くしても「間違いなく正解はこれだ!!」と言いきれることはほとんどない。
思考段階にもプレーにもミスがなかったとしてもうまくいかないことがあるスポーツだ。
よくいえば答えがない面白さであるし、悪くいえば理不尽であろう。
実はルールが多い
野球のルールというのはどこまで知られているだろうか?
基本的なルールを知っていてもインフィールドフライ、ボーク、各種妨害、タイムプレー等について正確に認識している人というのは意外と少ないのではないだろうか?
野球の公式規則というのは意外と細かい。
もっと言うと実際に野球で生活をしているプロ選手でもそのへんが怪しい人というのは存在する。
イレギュラーなプレーが発生した際に正しいジャッジができるよう、基本的に起こり得る全てのプレーに対応したルールが用意されている。
「基本的に」というのはそれでも完璧ではないこともあるからだ。
滅多にあることではないが、もし公式規則に記載の無いプレーが起こった場合は審判の裁量によりジャッジが下される。
活字を読むのが苦でなかったり、自分のようなオタク気質があると自覚のある方であれば、野球を見なくとも、ルールブックを読むだけで十分楽しめるだろう。
ノーヒットで勝てるから面白い
野球の魅力といえば多くの人がホームランと答えるだろう。
たしかにプロ選手の豪快な一打は魅力に値するが、それは自分としては1番の魅力にはならない。
1番はやはり「ヒットがなくても勝てる方法がある」ということだろう。
何もこれは珍しい話では無い。
実際過去のプロ野球で無安打勝利という記録も残されている。
例えば四死球により出塁したランナーが盗塁と送りバントで一死三塁となり、スクイズや犠牲フライなどが出れば1点である。
その間安打はない。
つまり、ヒットを打てるか分からない好投手を相手にしてもいい試合をすることは十分可能であるということである。
野球は強いから勝つのではなく、勝った方が強い競技なのである。
甲子園を見ればよくわかっていただけるだろうが、甲子園の常連校、優勝候補と呼ばれるチームが初出場のチームや注目選手がいないチームに苦戦したり、あるいは負けることもある。
そして、やはり常連校に粘り強く戦えるチームほど工夫次第で安打数が少なくても勝つ方法があることを知っている。
自分は頭を使って工夫を凝らした野球をするチームが好きなので、プロ選手よりも高校野球の方に魅力を感じてしまう。
送りバントや盗塁など小技を生かした野球をよくスモールベースボールと呼ばれるが、こうした頭を使う野球こそ野球の真髄であり、魅力である。
1番大事なポジションはキャッチャー
今度は守備面の話をしよう。
野球で花形のポジションといえばピッチャー、ショート、センターといったところだろうか。
もちろんそれらのポジションは大事なポジションだから目立つし花があるということではあるのだが、野球で最も重要な役割を担っているのは間違いなくキャッチャーである。
これは断言できる。
守備につく9人のうち1人だけ打者の後ろから試合を俯瞰し、ポジショニングや中継プレーの指示だけでなく、ピッチャーの投球をリードし、時にはあの重い防具をつけたままダッシュするシーンもある。
キャッチャーは司令塔やグラウンドの監督とも呼ばれるレベルで常に頭を働かす必要がある。
先程野球は考える力が必要だと言ったが、キャッチャーが1番考える力を求められている。
プロでもアマチュアでも強いチームはキャッチャーがいい選手であることが多い。
あまり目立つポジションでもなければ、決して人気があるとは言い難いポジションである。
これは自分がキャッチャーだったので実際の経験として言える話だ。
重そう、暑そう、キツそう、怖そう、大変そう…こうした印象が一般的ではあるが、キャッチャーこそが野球の魅力である。
因みに、キャッチャーの自分としては防具の安心感があるので怖いということもないし、基本的には頭を使うだけなので、実際に求めに応じて投げたり守ったりする野手や投手の方が大変だろうなあと思いがちである。
しかも最近は道具の性能も上がっていて、防具も軽量化が進んでいる。
ただ、暑さに関しては…まさにその通りである。
夏の試合に黒い防具をつけるのは苦行にほかならない。
かと言って寒い時期だと暖まるかと言われればそうでも無いので、防具というのはタチの悪いヤツである。
新庄BIG BOSSの野球はスモールベースボール
さてそんな野球ではあるが、今野球界はBIG BOSSこと新庄剛志さんが北海道日本ハムファイターズの監督に就任し話題となっている。
見た目やパフォーマンスが派手なBIG BOSSの野球はどんな野球なのか?
就任当初はとにかく打ちまくる派手な野球を目指すのかと思ったら全然違うようだ。
BIG BOSSが目指す理想の野球は先程野球の魅力として取り上げた「無安打でも勝つ方法がある」ということを実践する野球であり、スモールベースボールである。
それが顕著に出たのが、2022年3月2日の東京ヤクルトとのオープン戦である。
この試合は四球で出塁したランナーを盗塁と送りバントで3塁まで進めた後にヒットが飛び出し1点を北海道日本ハムが先制したが、結局その1点を守る形で勝利した。
試合をトータルで見ても、ヒットはこの1点を取った時のタイムリーヒットの1本しか出てない。
逆に東京ヤクルトは8本のヒットを打ったが、最後まで無得点だった。
もしかしたらBIG BOSSは野球の面白さは、沢山ヒットやホームランが出るような野球ではなく、効率よく点数を重ねていく緻密な野球であるということを広く知ってもらいたいのではないだろうか?
最後に
いよいよ球春到来、野球のシーズンです!!
春のセンバツやプロ野球の開幕などこの時期は野球がアツいです!!
近年は他のスポーツの選択肢の増加や少子化で競技人口が減っている野球ですが、それでも野球の魅力は褪せません!!
ぜひ数あるスポーツの中から野球を選んで見たりやったりして楽しんでいただけたら嬉しい限りです!!
以上ありがとうございました!!!
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