それは自分の利益しか考えない人たちのライティングだっ!

お商売するときに、知らず知らず自分の利益しか考えてないって、こういうことなんです。

「え!? 1日5分アレするだけで注文が殺到する驚きの販促術」

とかいうキャッチ書けるようになるのを「WEBライティングの技術」として売ってる人らがいるんですが、

こんなもんは、いま僕が書いたように
「え?!1日〇分〇〇するだけで〇〇が〇になる方法」ていうテンプレにはめ込んだら済むんで、
こんなもん技術やないんです。
今すぐ誰でも書けますよ。

かと言って、こんなん書いて欲しくないんですよ!

ほんとのライターさん、コピーライターさん、ウェブディレクターさんなんかに失礼。

さらに問題やなと思うのは、こう言った完全にデリカシーのないキャッチ方法と、企業や商品のブランディング考えた上で反応を煽るのとは違うってのがわかんない人が多いことです。

僕は煽り広告そのものが好きではないですが、なんというか煽るにしても品の有無、ユーモアの有無というのが大切だと思います。

キャッチにつられて見る側も、アフィリエイトのアクセス伸ばしたくて雑にライティング術使う側も、わからないままそれをやってるんです。

なぜこんなキャッチは書いて欲しくないのかというと、こういうキャッチがWEB上に溢れている現在、検索精度というものが極端に悪くなってるんです。

例えば1年ほど前に山ほどあった
「あの大御所歌手が激怒した!?紅白出場のあの歌手の噂とは?」みたいな文字スクロールするYouTubeとかもそう。

いくらなんでも激怒させすぎやろ、と言いたくなる。

そしたら、そういう良し悪しを見分けるためにもITリテラシー高めなあかん、とかいうわけですけど、

それは例えたら、砂浜や海を故意に濁していく新参の海の家業者らのために、なんで一般の海水浴利用者が釘やらガラスやらに気をつける術を磨かんとあかんのですか。

つまり、そのキャッチを書いてアクセスを伸ばしたい人たちが、自分の検索率アップのために、全体の検索精度や情報の質を落とすという「公益を損ねている」んです。

商売は自分が儲かればいいという側面はどっかにあるでしょうけど、それは公益を下げて得るもんではなく、中身の差別化とか工夫で得るもんでしょうに。

努力のうえに競合を蹴落とすことがあるならそりゃあ淘汰だから仕方ない。

でも漁場を汚す、土俵を汚す、業界のイメージを悪くするようなことをやったら、結局自分の首を絞めるんですよ。

土や水や空気が汚れているのは目鼻でずぐわかりますが、情報がどう汚れたかはわかりにくい。
みんな体感はしてるけど、身体に直接影響するわけじゃないから気がつかない。

でもね、みんなの貴重な「時間」とか「思考力」を確実に奪われてます。

こんなくだらないキャッチのために、

「あっいかんいかん、仕事のメールしようとしてたはずなのに、なぜかゴシップニュース見てもうた。」

とか、

「急いで情報のソース探してんのに、広告再生待って見てみたらコレ文字動画やないか!」

とかですね。

こんだけ言ってるわりに
僕もめっちゃつられてるの!!!!

やめてくれ!マジで!!

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