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考えすぎの日々学究ノート

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日々の考えすぎな考えごとを綴ったノート。
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2016年12月の記事一覧

おまけ付通販、というコンセプト企画を勧めていた時期があった。

例えば、田舎の個人農家の通販でに、宅配段ボールに同封するオマケ「野菜の豆知識」「レシピ」「野花」「流通しない野菜」「ポエム」「手芸品」など。

紙一枚でも、オマケは嬉しいもんです。しかし、この企画は通らないんだよ笑

タバコ反対でも容認でも何でもないんですが、罰金なんかの取り締まりするほどやないと思うんですよ。

それよりも、道路やら地下鉄やらで唾吐く人のほうがモラルに欠けていると思うのですが、それは健康増進とは関係ないから法的には見過ごされるのかな。

行政との関わりが多い中で得たことは、「制度」は上手に使うのが吉、ということだ。行政側も、みんなにうまく活用して欲しいと願っているのだが、うまい活用方法方を特定の誰かにだけ教えることはできない。それは公平性を欠くからなんだ。

そして、国の「方針」を注意してみておくことも吉である。

国や、地方行政の「方針」というのは、漠然と決まっているわけではなく、実はかなり具体的な計画案がある。それが、そのまま実現するわけじゃないが、実現するための下地として「方針」というベクトルを生み出す。
この「方針」によって様々な規制も整備もなされていく。

ツバをはくのを罰せられないのは、そのモラルに対して、法的拘束力をつけるほど明確に善悪を設定するのが難しいからである。民度とか、良心の問題になってくる。

すると「街の衛生」という方針では弱のだけど、街全体が世界遺産にでもなれば、誇れる自分の街を汚そうとは思わなくなるわけだ。

何かが規制されると、嬉しい人も残念な人もでてくるだろう。さっきのタバコの件なんかそうだ。「国民の健康を増進する」と方針を出せば、“本人や他人の健康を害する”とされているタバコに対して、規制の理由になる。
しかし、モラルとかマナーとか、倫理観で推し量るものは規制できない。

なので、観光産業に力をいれるのは、民度が高まるという部分でもたいへん意義がある。経済効果ばかりが注目されるが、それにより仕事も交流も増え、街に活気がでて人は活き活きとし、やる気があり結果として体も心も健康になり、誇れる文化を持つことで、もうツバなんか吐かない笑、ということである。

楽しいから続けられる。これ以上の理由はないと思う。
他人からどれだけ無駄に見えても、どれだけ非効率に見えても「だって、楽しいから」に勝るものはない。
だから、続けることができる。次は、続けられると、ということ以上に目的にとって大切なことはない。