世界は、自分の生きている社会よりもずっと大きい。
世界は、自分の生きている社会よりもずっと大きい。
インターネットが発達したことで、
遠くの世界のことも、ウィンドウを開けば見えるようになった。
この錯覚にめまいを起こす。
到底共感なんてできない距離。でも現実。
だから、僕たちの町も、僕たちの家族も、
あのようにして死ぬと、見るたびに思い返さなければならない。
それが辛いことだとしたら、正しい。
そのように辛いことが、さらに辛いことが、現実に起こっている。
それでも、自分は自分の人生を生きるしかない。
二重性の重さに耐えながら