Podcastを聴いて医学英語を勉強すること

(2021/11/23の日記)

中高では毎朝NHKのラジオ英会話を聴いていたが、大学以降不規則な生活になり頓挫した。大学時代医学英語の先生が勧めていたのがpodcastを聴くことだった。

いろいろ紆余曲折を経て医学系ではNEJM, JAMA, Annals on call, AFP+Harrison’s podclass を非医学系はthinking in English, all ears in Englishをsubscribeしている。あまり聞けてないけど時々料理や掃除する隙間時間や寝る前に流して不定期に聞いている。

今まで心に残ったpodcast のエピソード

1. BMJ. Iona Heath interview

Evidenceより文学を愛し、患者を愛している英国の家庭医(GP)へのインタビュー。医療の「心」は世界共通なのかなと思った。

イライラしたりコチラが聞きたいことだけを聞いてしまいたいという焦燥を抑えて、共同作業のように病歴を取ることができたとき適切な診断ができることが多いと感じる。また患者の満足度にもつながるだろう。

聞き手:”Why is it important for clinicians to listen more?”

Iona Heath “Because all the clues are there. All the clues are there about the way somebody tells their story.” という一節が特に好き。

https://australia.cochrane.org/trd-iona-heath-interview...

2. Annals on call “Polymyalgia rheumatica and giant cell arteritis”

リウマチ性多発筋痛症は関節リウマチと並んで総合内科外来でのメジャー疾患。ステロイドに著効することが多いが反応性が乏しいときに巨細胞性動脈炎や傍腫瘍症候群、感染症の可能性を考える必要があることなど、概説から注意点まで良くまとまっている。8割方はプライマリケアで診療されておりリウマチ医でなくても診療する機会は多いだろう。

https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/A20-0004

3. JAMA clinical review

“Space Travel and Human Health (part 2)”

宇宙に滞在した医師へのインタビュー。宇宙で診療することはないは思うが、新鮮で興味深かった。いつでも・誰でも・どこでもみるのが総合救急診療のマインドであり宇宙で起こる体の変化は知っておいても損はないかも?(宇宙医療は予防医療の分野の一つだそう)

重力がないことで筋骨格系や神経前庭系に影響が出うる。また、深部静脈血栓症が下肢ではなく内頸静脈にできるのがなるほどと思った。外頸静脈が怒張するのが特徴でエコーで診断するよう(宇宙ステーションでは点滴もできるしエコーもあるとのこと。)

https://edhub.ama-assn.org/jn-learning/audio-player/18602245


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