ITエンジニアの雑談Slack発 オンライン読書会
この記事はmohikanz Advent Calendar 2019の4日目として書かれています。
昨日は、nagashi_ma_wさんによる転職振り返りの記事でした。
https://nagashi-ma-w.hatenablog.com/entry/2019/12/03/001300
今日の記事では、今年2019年1月から始めたオンライン読書会について書きます。
現在、mohikanzでは、毎週オンライン読書会なるものを開催しています
(あ、そもそもmohikanzとは何ぞや、という方はこの辺を見ると良いでしょう)。
始めた経緯
一応、私が言い出しっぺ兼主催者なんですが……、正直なところ、はっきり覚えてないんですよね。
「オフラインでの勉強会って継続するのが難しいから、オンラインで何かやれたらいいよねー」というような話からだったような……。
どなたか覚えてる方がいたら、後でSlackででも教えてください。
読書会の形式
まず、Slackの読書会チャンネルで、Pollyを使って取り上げたい本を募集してアンケートを取ります。
本が決まれば、後は毎週指定の時間にDiscordに参加者が集まってスタートです。
2,3週間前に決めておいた担当者が簡単に資料をまとめてきて(資料の形式は担当者の自由ですが最近はHackMDを使う人が多い)、それをベースにざっくり説明していきます。
説明の切れ目や途中で、参加者が質問したり、そこから議論が生まれたりしながら進んでいきます。
では、実際にどんな本を取り上げたかも紹介しましょう。
1冊目「Webを支える技術」
内容は一部古いところがあるものの、Web開発に必要な基本が思想・概念からしっかり書かれている良書です。
振り返ってみると、オンライン読書会にも向いました。
担当者が簡単なまとめを提示しつつ、各自が読んできた内容を元に議論したりがやりやすかったですね。
2冊目「みんなのデータ構造」
各種データ構造の仕組み、利点・欠点、構造を利用したアルゴリズムなど、プログラミングの基礎がしっかり学べる本です。
少々サンプルコードが雑なところが玉に瑕ですが、それを差し引いても良書だと思います。
が、これがどうもオンライン読書会の形式と相性が良くありませんでした。
いざ説明や議論となると、リアルタイムで図示しながらやり取りしたくなることが多かったのです。
何度かWebホワイトボード的なツールも試しましたが、結局快適な読書会体験が得られず、中盤で「これは機会があればオフラインでやりましょう!」となって中断してしまいました。
3冊目「エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計」
DDD本の名で知られる、開発のノウハウが書かれた本です。
評価は賛否ありますが、プロジェクトマネジメント的な内容から設計指針まで広範に扱っており、読み応えのある書籍であることは間違いありません。
この本の読書会の様子については、参加者の1人がこのアドベントカレンダーで記事を書くそうなので、そちらに譲ろうと思います。
23日だそうですので、お楽しみに!
アップされたらここにもリンク貼るつもりです。
何が良かったか?
積読消化、勉強の機会を作るなどいろいろありますが、やはり複数人で議論しながら読むので通常より深く読めるのが最大のメリットでしょう。
特にDDD本のような、読んでも目が滑ったり、理解が曖昧な状態で読み進めてしまったりしがちな書籍を、(たぶん)きちんと理解しならがら読み進められたのは収穫でした。
同じ本を読んでも、他人の視点から見た解釈を聞けたり、各々の体験から書籍の内容に関連するエピソードを聞けるのは興味深いものでした。
今後
3冊目のDDD本がちょうど今日で一区切りを迎えますが、読書会自体は、今後ものんびりと続けていく予定です。
取り上げる本については、またアンケートも取る予定ですので、新たに参加したいという人がいましたら是非!
さて、明日はtaskさんの記事です。きっと全人類が読むべき素晴しい記事がアップされるはずなので楽しみです(ハードルを上げておく)。