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宮藤官九郎の作品たち

私くらいの世代の人たちは、中高生のころはまだ今ほどはインターネットが個人単位で浸透していなくて、テレビの影響力は今よりもっと大きかったです。そのなかでもテレビドラマの影響力は大きかったように思います。

そのなかでも私は特に宮藤官九郎さん脚本の作品が大好きでした。池袋ウエストゲートパークに始まり、木更津キャッツアイやタイガーアンドドラゴン、うぬぼれ刑事やごめんね青春、監獄のお姫様や最近だと俺の家の話など好きな作品はたくさんあります。またNHK朝ドラのあまちゃんや大河ドラマのいだてんの脚本家としても有名ですね。あまちゃんなんかは社会現象を巻き起こして、番組終了後はあまりに惜しむ声が多く「あまロス」なんて言葉も生まれたほどです。

そんな宮藤さんの作品は、普通のドラマとちょっと違っていて、作品のなかで時間軸があっちにいったりこっちにいったり結構いそがしいです。そのいそがしい時間軸のなかで、たくさんちりばめられた伏線を見事に回収していくところが宮藤官九郎作品のすごいところですね。

また、基本線はコメディでたくさん笑わせてくれる内容なのですが、そのなかでも仲間の大切さ、家族の大切さ等人として大事なものを押し付けがましくなく教えてくれるすばらしい作品ばかりです。

また、彼は劇団大人計画の面々とグループ魂というバンドを結成し、ギターを担当しています。どの曲も非常に笑える歌で、「君にジュースを買ってあげる」という歌でなんと紅白にも出場したことがあるのです。ちなみに私は6年ほど前にライブにもいったことがあります。最高のライブでした。

さらに宮藤さんは映像のお仕事だけでなくラジオ番組も持っています。宮藤さんが数年前、ニッポン放送のオールナイトニッポンゴールドのMCを担当されていたときは、毎週欠かさず聴いていました。番組のリスナーから毎週歌詞を募集して出来上がった歌を俳優の勝地涼さんに歌ってもらおうという企画があり、それがきっかけで勝地さんは数曲楽曲を配信し、1枚CDも出しています。

その一曲のなかで、女性とのデュエット曲があり、相手の女性が誰に決まったかというクイズが番組内でリスナーに出題されました。正解者は一名プレゼントつきで。私はここぞとばかりにメールを送りました。一切ボケなしの本気予想で。すると番組内でメールが読まれ、見事正解していたのです(ちなみに正解は中島美嘉さんでした)。そのとき送られてきた宮藤さん、勝地さん、中島さんのサイン入り下駄は家宝としていまでもビニールに入れて大事に我が家で飾っています。

インターネットが発達した世の中で便利になったけど、やっぱりアナログなラジオって、想像でドキドキしたりわくわくしたりできるステキなメディアだなとなんとなく思った今日一日でした。


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