ぎり

東京近郊に生息する音楽/写真/物語好き

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最近の記事

何もしなかった1年、たくさんの成長を見た1年

もうすぐ今年が終わる。育休と復帰をした年。 復帰後は在宅ワークと育児勤務(時短ではないけど残業なし)、保育園まで徒歩5分という好条件にも関わらず、何もしない年だった。 やりたいことも、やるべきことすらも放り出して、ときに過剰なほどに子と一緒にいた。 また、子が保育園から風邪をもらってくるたびに、自分もよく体調を崩していたのもある。 ライブに行きたい。10年以上追いかけてる大好きなバンドのライブに初めて1回も行かなかった(配信はかろうじて1回見れたけど)。本も読みたい、

    • 育休を終えて

      1年の育休が終わる。そんな感慨。 育休を取った経緯はこちら。 この1年、ずっと子どものことしかしなかった。覚悟していたよりも遥かに、他のことはほとんど何もできなかったし、しなかった。かといって、子育てがうまくできているわけでもない。失敗ばかり。あまりにも失敗が多くて、育休取ったの後悔しそうになるくらい。 もちろん仕事しながらよりはずっと楽なんだろうけど、大変だった記憶が多くて、いまはまだ、育休最高!とは思えない。 ただ、先月、よく晴れた暖かい平日の午後、誰もいない近所

      • 僕が1年間の育休を取った理由

        2021年4月に子どもが生まれたのを機に、1年間の育児休業(以下、育休)を取っている。もう残りも少なくなってきたので、その背景と理由を書いておこうと思う。 はじめに男性の育休については諸先輩方が既にネットで発信したり本を出版したりしている。特に、育休直前に読んだ以下の本がとてもおもしろく(今年ドラマ化もされていたらしい)、僕がいまさら書くことは何もないのではと思った。 しかし、育休を取りたいと思う理由や背景にある事情は人によって千差万別。一方で実際に育休を取る男性はまだ少

        • 新しい未来

          1年前の今日、水沢秋生さんの小説「ミライヲウム」を読んだ。 好きな人と一緒にいることへの覚悟と幸せ、家族となりつながっていく命の話。ネタバレになるので詳細は書かないが、すてきな物語だった。 読み終わったあと、僕は妻と出会えて結婚してよかったなと思った。それから、子どもほしいな、と思った。 結婚当初から子どもほしいねと妻と話していた。昔は自分の子どもなんて想像もできなかったが、結婚すると決めてから、妻との子どもならほしいなと思えるようになった。一方で、ネッ

        何もしなかった1年、たくさんの成長を見た1年

          心躍る

          心躍る

          とけていく

          とけていく

          曇りの日はやわらかくなる

          曇りの日はやわらかくなる

          あのころのひかり

          あのころのひかり

          華やかな季節がやってきた

          華やかな季節がやってきた

          画面越しではない体験

          年が明けてもう2月も後半だが、昨年印象深かった体験を書いておく。 最初の緊急事態宣言が出た2020年4月以降、僕はほとんど外出しなくなった。 最も大きな要因は家で仕事ができるようになったことだ。それに加えて、心配性だし家にいることが苦ではない性格なので、買い物と散歩以外はだいたい家にこもっている。 僕は音楽ライブが好きである。有名ミュージシャンの大きなライブよりも、レストランやカフェ、バー、小さなライブハウスでのライブが好みで、昔は多い時で月3、4回通っていた。しかしそ

          画面越しではない体験

          ピンと張りつめていた季節がゆるやかにほどけ始める

          ピンと張りつめていた季節がゆるやかにほどけ始める

          遠い記憶の中の光を今も感じる

          遠い記憶の中の光を今も感じる

          病院には早めに行くべきと思ったこと

          伝えたいことはタイトルですべてだけど、せっかくなので経緯も書いておく。 先週の火曜日、夕飯を食べ終えたあと。お皿を洗っている最中に、急に右耳が詰まったような違和感を覚えた。つばを飲み込んでも治らない。しばらくすると耳鳴りもしてきた。ポーという高くもなく低くもない音。気持ち悪い。その夜は耳鳴りが気になってあまり眠れなかった。 次の日も改善しなかったので、仕事を早めに切り上げて耳鼻科に行ってみた。聴力検査をした結果、右耳の中音域の聴力が下がっており、軽度の突発性難聴と診断され

          病院には早めに行くべきと思ったこと

          緑の島を旅したら、世界は意外と小さいかもしれないと思ったこと

          はじめまして。 初note。ちょうど1年前に旅先で体験した偶然の出会いについて書きたいと思う。 2019年4月、僕はアイルランド島にいた。 1年遅れの新婚旅行で、生まれてはじめての海外旅行。 旅行会社のツアーで、北アイルランドのベルファストから、ロンドンデリー、アイルランドのゴールウェイ、ダブリンを巡る旅。 ツアー参加者のほとんどが既に何十カ国も訪れている方々。はじめての海外旅行でなぜアイルランドに?と何度か聞かれた。 僕がアイルランドを知ったのは19歳のとき。 きっ

          緑の島を旅したら、世界は意外と小さいかもしれないと思ったこと