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全国の修斗をめぐる2023年修斗旅(3) 福岡・広島・山口のTORAO旅

明らかに、残り半年分を書き切れなくなってきたので、時系列ではなく、TORAO系大会をまとめて振り返りたい。すまねえ。

5月28日 福岡大会TORAO29 福岡のすすめ

福岡大会も、行くのが楽しみな大会だ。
福岡修斗旅が魅力的な点はいくつもあるが、その一つは、食事。何を食っても美味い。もつ鍋、海鮮、ラーメン、うどん…ちょっとしたカルチャーショックを受けるほどだ。

もう一つは、アクセス。空港が市街地に極めて近く、着いたらすぐ遊べて、出発ギリギリまで楽しめる。また、飛行機の便も多いので、どの地域からもアクセスが良い。もちろん、新幹線もある。

そして、カードが良い。
福岡大会は、TORAO主催で概ね年に一回開催されている。九州、中国、四国の各地域の中でも、福岡県はダントツにMMAのジムが多く、王者、ランカーも輩出し、ハイレベルであり、選手層も厚い。

今大会では、いくつかの注目点があった。一つ目は、九州の若い選手の躍動。二つ目は、ベテラン、中村選手のMMA引退試合。三つ目が、地元のトップ選手、結城選手が、元環太平洋王者のTOMA選手を迎え撃つ実質的なランカー対決。どれも見応えがあった。

かなりバチバチな試合になった、持田選手vs藤谷選手。どちらも地元の応援団を背負って負けられないという意地を感じた。

中村選手は加藤選手を相手に引退試合を勝利で飾った。この試合、正直、余り予備知識のない試合だったが、PVが流れ、お二人の背景を知り、九州のMMAの歴史のようなものが垣間見え、その後の試合内容と合わせ、印象深かった。

メインは、ブランクから復活のTOMA選手がさすがという強さを見せたが、結城選手が、地元の声援を受けてそれを抑えきった。

やはり地元の選手が勝って締めると、会場を後にするとき、楽しそうに談笑する観客が多くて雰囲気が違う。

福岡に行ったら、ここに寄れ おきよ食堂

さて、試合以外のことも書いていこう。
福岡は美味しいお店がたくさんあるけど、修斗ファンなら、ここに寄って欲しいというお店が「おきよ」だ。
本当に人気店で、昼時は行列ができ、夜に行ったら入れないこともあるが、ここは、野尻選手が厨房に立っているお店。立ち寄る価値がある。

福岡に行ったら、是非、おきよで美味い料理を食べて欲しい。

さすがに営業中の野尻選手は忙しそうにしているけど、機を見て、応援してますと声を掛けるようにしている。

まだある福岡グルメ

福岡は、#修斗旅 の情報でたくさんお店が上がるので、おすすめのお店だけをまとめたnoteもある。何かの参考に。

ごまさばが好きなので、はじめの一歩も良く行く。煮魚少年、まさとよも大好きだ。
本当に何を食べても美味しいので、新しいお店を開拓するのも楽しみな福岡修斗旅。是非、多くの人にご一緒して欲しい。

8/20 プロ修斗広島大会 COLORS/TORAO30

mobstylesを楽しむ

TORAOの大会と言えば、もう一つの定番が広島大会。
mobstylesとの繋がりの強い広島の地では、試合+αの楽しみも多い。
今年は、俺たちの斎藤裕選手が前日にRUN&TALKイベントを開催。自分はトークイベントだけの参加だったが、斎藤選手は、翌日の修斗広島大会でもご挨拶にケージイン。

修斗ファン、mobstylesファンなら、広島に来たらここに寄れ、というのが、PEACE&MOSHだ。スタッフは気さくだし、スムージーも美味しい。今度は、多幸少年のメニューを味わってみたい。場所は広島平和記念公園の近く。是非お立ち寄りいただきたい。

COLORS&修斗

広島で、女子だけの修斗「COLORS」が開催されたのは凄いな、と思う。
まだまだ女子選手の層は決して厚くはないが、東京以外で、中国地方で、こういう大会が開けるのは、BURSTの存在が大きいと思う。
今大会では、メインに古賀愛蘭選手、セミに川西選手がそれぞれ国際戦。さらに、期待のかかるデビュー戦となった平田選手が勝利。BURST勢が大会の柱となって好試合を展開。非常に良い興行だったと思う。

第二部は、男子だけの大会で、非常に見応えがあった。
特にメインは、この試合だけを見に来ても損はしないという、神田T800選手vs國頭武選手。ハイレベルで熱量の高い試合。これを見て力が入らないファンはいなかっただろう。面白かった。

個人的には、乗りに乗った若宮選手の強さも非常に印象的。その後、新人王トーナメント次戦で対戦する永留選手がケージインしてマイクアピール。

広島でお好み焼きを食べる

広島に来て、お好み焼きをたべないの?って思うでしょ?これが、意外と難しかった。
ガイドブックに載るような有名なお店は、コロナ開けで客が増え、インバウンドの回復もあって、けっこう並んだり、予約しないとは入れなかったりする。
お好み焼きって、もっと気軽に食べるものだと思っていたけど、今回はかなり食べ損ねた。もうちょっとリサーチが必要だったね。

そんな中、大会翌日の朝、狙いを定めて行ったお店「かばざわ」がとても良かった。
高齢のおばあちゃんがお一人で切り盛りするお店で、エアコンのない猛暑の中、汗をかきながら焼いてくれたお好み焼きが美味しかった。

おばあちゃんが元気にお店をやっている限り、再訪したい。

12月3日 プロ修斗山口大会TORAO31

今年最後のTORAOは、山口大会。これまで、余り縁のない土地だったが、TORAO観戦を機に訪れて、けっこう気に入っている。

ちなみに、今回、前日がプロ修斗豊洲大会ということもあって、二日連続となり、山口には当日入りしたのだが、丁度良いタイミングで到着する飛行機があり、それ利用した。
すると、皆、同じ事を考えていたので、東京からの移動組が同便に集中したという面白い出来事もあった。関係者率高し。

TORAO31

今回は、新山口の新しい会場、KDDI維新ホールというところで、めちゃくちゃ良い会場で驚いた。トップクラスのアーティストがライブ公演を行うようなところだった。これは凄いな。

TORAOは毎回、入場ゲート周りの演出が良いのだけど、今回も格好良かった。

この大会の見所は早々にやってきた。

広島大会での若宮選手の勝利、永留選手のマイクの決着がここについた。永留選手が、持ち味を出し切り、若宮選手を完封したが、この先、またベルトを掛けた試合などで対戦して欲しい。

神田T800選手vs野瀬選手は、裏メイン。今大会で注目度は一番高かったと思う。
神田選手は広島で國頭選手を破りTORAO圏内での最強をアピール、Gladiatorでの活躍もあり、対世界を見据える選手だが、野瀬選手もまた、ROAD TO UFCに参戦、福岡から世界に挑む選手だ。
しかし、野瀬選手はそこまでの強さがありながら、これまでランカーとの対決がなかったため、ランキング外という意外。野瀬選手が勝って、ランキングを奪うか、神田選手が修斗のベルトも射程圏に収めるか、という試合であった。

試合は、野瀬選手が圧巻の一本勝ち。凄かった。
その余韻が続く中、セミファイナルで、地元の雄、毛利選手が元環太平洋王者、児山選手と対戦。さらに、メインでは、地元のトップランカー、結城選手が、新潟のエース、岡田選手と対戦した。さらに、元王者ソーキ選手が、新人王墨吉選手と対戦するなど、ランカー、元王者が出場する豪華な大会だった。

東京のファンからすると、「山口は、ちょっと遠いよな…」と思う気持ちはよくわかるというか、実際遠いのだが、たぶん、行けば、その期待感を超えてくれる。
興味のある選手が出場するなど、もしチャンスがあったら、是非足を伸ばして欲しい。

宇部とエヴァンゲリオン三昧

今回、日程的に、二日連続で移動ありというハードスケジュールだったこともあり、翌日の観光は控えめにした。

というか、特に予定を立てずに、ぶらぶらしようと思ったのだが、土地勘もないので、何となく宇部市に移動した。
宇部は、エヴァンゲリオンとのコラボで観光スポットを各所に用意しているとのことで、自分は、できたばかりのロンギヌスの槍を見に行ってきた。

山口修斗旅は、この観光でおしまい。
今回行くまで全然知らなかったのだが、山口宇部空港は街からもそんなに遠くなく、この公園からすぐ近くだった。
遠いと言えば遠いが、東京からもアクセスが悪くないし、もちろん、圏内には秋芳洞などの観光名所もあるし、下関の方まで足を伸ばしたり、北九州、福岡による手もあるので、次はもう少し計画的に行きたいところだ。さすがに、今回は二日連続で、ちょっとハード&タイトすぎた。

おわりに

駆け足になってしまったが、福岡、広島、山口と闘裸男でまとめて、これで修斗旅の一周目を振り返った。
このあと、新潟、香川、沖縄は二周目もあるのだが、今は余力がないので、時間があれば触れていきたい。二周目ももちろん楽しかった。それも、かなり。

修斗旅が面白いのは、修斗が楽しいからというのが一番だが、行ったことのなかった土地、経験したことのなかったイベント、その大会でいつも会える人などが揃って、非常に奥行き深い旅行になっている。
修斗旅に行ってよかったと思う人が増えて欲しいが、もう少し、魅力を伝えることを頑張らないとね。

とりあえず、ここで一旦休憩。


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