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『ぼくにとって初めてのデジタルライカがやってきた。』

 レンジファインダーのフィルムカメラに魅せられたぼくは・・・
その難しさと面白さの虜になっていた。

そう、ちゃんと考えて、ちゃんと操作して、ちゃんとシャッターを切らないと
ちゃんとした写真が撮れない。
でも、これだと思った対象にカメラを向け、息をとめ、慎重にシャッターを切り・・・
心の中で
『ちゃんと写っててくれよぉ』と祈る。
私の腕だと、ほとんど神頼みの世界だ。(笑)

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たくさんの方が、現像ができるまでのワクワクについて語っておられる。
しかし、ぼくのようなアマチュアカメラマンと名乗るのですら憚られる腕の持ち主にしてみると・・・ワクワクの向こうには、数多くの絶望感が待っている。
そう奇跡は、そんなに簡単には起きないのだ。(笑)

 ぼくは、宝ぐじを買わない。
ナンバーズもロトも買わない。
同然の如く、買わないから当たらない。

そんなぼくが時折買う宝くじ。
待つのが苦手なぼくのための・・・スクラッチくじ。
理由は、簡単。
その場で結果がわかるもん。(笑)

ライカのフィルムカメラに魅了されたぼくは、
ふと考えた。
ひょっとしたら、ライカのレンジファインダーのデジタルカメラなら


『ちゃんと考えて・・・
ちゃんと操作して・・・
ちゃんとシャッターを押さないと・・・
ちゃんと写真が撮れない。』
ぼくがバルナックやM3で感じられたカメラの楽しさを味わえるんじゃないかと。

もう凄いとしか言いようのないオートフォーカスの精度とか、
手振れ補正の凄さという恩恵がない分、しっかり考えて撮ることができるんじゃないかと・・・。

 数日前・・・
ライカ京都から「届きましたよ」とご連絡をいただいた。
不要不急ではなく、ぼくには『必要至急』のこの事態故、
気づけば、車を京都へ走らせていた。

自宅に帰ってから、よくYouTubeで見る『開封の儀』などを取り行おうかとも
思っていたのだが・・・
いざ目の前に出された「ぼくの新しい家族」を見てしまうと・・・
『開封の儀は、やめます。』
そんな言葉が飛び出していた。

さすが、購入者の気持ちをがっちり把握しておられるスタッフの方は・・・
すぐに撮り始めることができるようササッと準備をしてくれた。
店内で撮った2枚・・・

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いったい何が撮りたいんだ。
自分に問いかけたくなる。

お分かりだろう。
完全に舞い上がっている。
今日の気持ちを忘れないように
お店の前で・・・写真を撮っておこう。

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祇園花見小路・・・
マスク越しにでもニヤけているのがわかるような写真が撮れた。(笑)

 外は、あいにくの雨模様だったが・・・
緊張を維持しつつ?何枚か撮ってみた。

パルナックやM3で初めて撮った時のように
レンズキャップをしたまま撮りまくるということもなく・・・。
これは、成長といっていいでしょ。(笑)

この緊張感、初デートの時の記憶に似ている。
とっくに記憶は、消えてしまっているが・・・きっとそんな感じ。

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思った通りだった。


『ちゃんと考えて・・・
ちゃんと操作して・・・
ちゃんとシャッターを押さないと・・・
ちゃんと写真が撮れない。』

ぼくがカメラに感じる楽しさを
デジタルでもライカは、しっかり堪能させてくれる。

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お付き合いは、始まったばかり・・・。
これから少しでも語り出すような写真が撮れたとしたら
きっとその相性は、最高なんだと思う。
うん、ぼく、フラれないように頑張る。

ライカM10-R Black Paint
ながい付き合いになっていきそうだ。

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