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『ぼくの華麗(加齢)なる音楽遍歴Part.2』

  こんばんは!!

夏が過ぎ・・・
確実に秋の気配を感じられるきょうこの頃、
みなさんいかがお過ごしでしょうか?

タイトルの写真見て・・・
あれっ、ひょっとしてPart.1とは、別人 ?
なんて思われた人もいるんじゃないかと・・・。
いえいえ、これもぼくの音楽変遷。(笑)
それでは、Part.2を・・・。

Part.1は、こちらです。
https://note.com/gigio_gigio/n/n224951406f31

少し遡って・・・少年の心の有りようを探ってみましょう。

さて、前回
思春期を迎えたぼくは、人並みに異性を意識し・・・
アイドルにドキドキ期をサクッと終わらせ、

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好きになった女の子の影響で『かぐや姫』なる、ちょっと大人な世界に
首を突っ込んだわけです。

ギターを弾き歌う。
『なんてかっこいいんや。よし、これや! ぼくもギターを弾くぞ。』
坊主頭の中学2年生は、部屋の隅に弾かずに置いたままになっていた
博ちゃん(兄、当時23歳)のガットギターを爪弾いてみた。
『おぉ、ぼくが求めていたものは、これやぁ』

ギターを弾く・・・
歌う・・・
好きな女の子の目が💖キラキラ輝く。
・・・ハッピーな毎日が約束される。(笑)

はい、かなり単純かつ不純な動機でありました。

毎日毎日、部活のテニスを終え、家に帰るとギターをかき鳴らす。
しかし、何かが違う。
『ギターが違うやん。やっぱりフォークギターじゃなきゃ駄目だ。』
兄の博ちゃんをそそのかし・・・
18000円のギターを板宿商店街にあったレコード店で買ってもらう。
この日から、ギターは私のものとなった。 

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アルペジオからスリーフィンガー・・・そして一心不乱のストローク。
近所の人は、たまったものじゃなかったと思う。
朝から晩までギターを弾く毎日。

かぐや姫の解散のショックも、正やんがいてくれれば幸せだったぼくは、

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ぼくは、本気で正やんになれると思っていた。
しかし、現実は・・・『22才の別れ』を歌う坊主頭の中坊。(苦笑)
そして友達4人で、文化祭のステージに立つ。
好きだったあの子がピアノを弾いてくれた。
緊張の極地と、あっという間のステージを終えた時の満足感。
病みつきという言葉の意味を知った。

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 保護者面談の席で
「進路は、どうするつもりだ?
私立と併願で公立の舞子高校を受けてみては・・・」という担任に
「このまま勉強せずに受かる自宅から徒歩圏内の公立高校に行きたい。」と
言い放ち、担任を絶句させ・・・
あっという間にぼくの中学生活は、終わった。

そして・・・
公約通り・・・『自宅から徒歩圏内の公立高校』に合格。
計画通りに事が進み、合格発表から帰宅したぼくに
清さん(父)が、
『舞子に新築の家買ったから、来週引っ越し。』と言い放つ。
なんという父親。
舞子の家から学校までバスと電車を乗り継がなきゃいけない事実に、
人生は、思い通りにはならないことを思い知らされた。
初登校の日・・・
遅れないように早めに向かった舞子駅で、舞子高校を受けた同級生に遭遇。
舞子高校受けてりゃよかった。
清さんを恨んだ日。(笑)

しかし、転んでもただでは起きない。
だって高校生活は、薔薇色だったから。(笑)

オリエンテーションで、クラブの勧誘がすごい。
須磨高校は、私服登校だったから
そして上級生のお姉さんが、大人びてて・・・
坊主頭からイガ栗状態になりつつあったぼくには
夢の世界だったわけで・・・。

向かった先は、『フォークソング同好会』
部室では、変わるがわる先輩たちが演奏を披露していて・・・
「中島みゆき」「アリス」「井上陽水」「オフコース」など
みんなぼくとは比べものにならない程、上手かった。
それに・・・みんな大人の雰囲気。

中学時代からテニス部で一緒だった友達と入部を決めた。

理由は、ふたつ。
ひとつは、もっと上手くなりたかった。
そしてもうひとつは、「ベルベットイースター」の弾き語りをしてくれた
3年生が・・・死ぬほど可愛かったから。(笑)

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何となく力んでいるように思える歌い方を好きになれなかったアリスに背を向け、
ぼくは、変わらず『風』を歌いつつ・・・

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比較的キーが高かったので、先輩に勧められたこともあって
オフコースも歌ってた。

しかし、部室に行っても・・・
僕の視線は、あの先輩に釘づけ。
ぼくが歌う歌は、みんなその人のためだと(勝手に思って)歌ってた。(笑)

そして・・・
創部以来の衝撃の出来事が。
イガ栗坊主からウニのようになりつつあった頭の新入部員が、3年生に
まさかの告白。 ← ぼく

当時、他の高校の男子生徒とお付きあいされていた先輩は、
そんなガキの告白を断りきれなかったのか・・・
それともぼくが、ひつこかったのか・・・
一緒に登下校してるようになった。

帰りは、須磨の海岸を一緒に歩いたり・・・
行きつけの喫茶店で音楽聴いて過ごしたり・・・
お休みの日にプールへ行ったりもした。
クラスの中でも、ぼくひとり大人になってる気がしてた。
完全なる勘違いなんだが。

先輩が卒業して短大に行ってから一年位の間・・・
先輩は、ぼくと一緒にいてくれた。
同級生には、目もくれず・・・背伸びしまくっていたぼくがいた。

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先輩がいる時にぼくがいつも歌っていたのが・・・『秋の気配』
ちょっと大人になれた気がした頃。
そして先輩は、卒業。

先輩ロスを・・・(笑)
意外に早く脱したぼくは、部室が隣同士だったコーラス部の部長で、髪が内巻きのお嬢様と知り合った。
彼女は、小田さんの大ファンだったので・・・
ぼくらが歌っているとよく演奏を聴きに来てくれた。

オフコースのライブに行き出したのもこの頃。
美しいハーモニーと、楽曲の素晴らしさに魅了されていた。

ぼくの高校3年間は、特に目標も持てず・・・
ただ好きな歌を歌い、ギターを弾く毎日だったような気がする。

そして特に勉強もせず、大学受験。
当然の如く不合格。
実際のところ、これで通ったら失礼だと思っていた。

この頃から・・・
なんか私小説的な日本語の歌詞が、ひどくカッコ悪いように思えていて
あれだけ好きだった、かぐや姫や風やオフコースを避けるようになった。
・・・といっても、受験に失敗して荒んでいたわけではない。

予備校に通う間も昼からパチンコに明け暮れる友人を尻目に
つき合いで行動を共にするものの・・・
少し出たら換金し、「先に帰るわ」とLPを一枚買って帰宅するぼく。

一浪して・・・
2年目は、手堅いところをという元担任のアドバイスを完全無視し、
『ここ駄目なら就職する・・・。』と宣言。
博ちゃんに対抗意識を燃やして受けた大学は、ぼくを迎え入れてはくれなかった。

この頃は、アルバイトもしていて・・・
ギターや音楽からは、少し距離を置いていた。
この頃も誘われてオフコースのライブには、言っていたが・・・。

20歳のぼくには、何もなかった。
そして就職したのは、当時、眼鏡店で日本で二番目に忙しいと言われた
神戸そごうメガネサロン。
ここで教えられたことは、それから今に至るまでの人生において・・・
すべての基本となっている気がする。

そしてこれが、その頃に買ったアルバム

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パットベネターの『Crimes of Passion』
こんなにカッコいい女性ボーカルがいるのか・・・と思わせてくれた。
そして今も彼女の伴侶であるニール・ジェラルドのギターがたまらなくいい。

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ぼくはビートルズの洗礼を浴びていない同時代に稀なタイプ。
赤ジャケ、青ジャケしか聴いてなかったし。
だから最初のロックは、このパット・ベネターなんだ。
ここからぼくの音楽的嗜好は、大きくロックの方へ舵を切ることとなる。

さて・・・
やっと二十歳になり、社会人となったぼくは、
再び音楽と深く関わっていくようになる。

今夜のPart.2は、ここまで。

しかし・・・
ちょっと甘酸っぱい思い出過ぎない?(笑)


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