ジジの母の怪奇奇譚
・ お化け屋敷出禁な母
見える人にはいくつか面倒なこともあるようで、私の母は私と違って怖いもの知らずで、なんでも見えて平気な人でした。どうやら若いころから怖いものがなかったようで、高校生時代、電車で座っていると前にコートを着た男性がたったそうです。その男性はコートの下に何も来ておらず、女子高生の母とその友達に向けコートを開けてにやりと笑ったそうです。それを見て母は「ちっちゃ(笑)」と一言。男性はすごすごその場を立ち去ったそうです。
どこにいても怖いものがない母なのですが、あまりに怖いものがないと友達にもご迷惑をおかけするようで……
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