【BLEACH考察】龍紋鬼灯丸の真の能力は?
結論;真の能力は回復系
先に結論を
龍紋鬼灯丸の能力は回復、しかも自動で発動するタイプの能力だと考察する
ちなみに
①龍紋鬼灯丸という名前は真の名前
②真の能力を一角は認識していない(知ろうとしていない?)
という認識で考えていく
前提
王悦が言うように、
一角の卍解=一角の魂の精髄が写し取られたもの
つまり「斑目一角の望みや本質」が表れていると考える
また始解と卍解で能力につながりのない斬魄刀は存在しない
なので斑目一角という人間と始解の能力を参考に、卍解の能力を考察していく
斑目一角を知る
①23巻の巻頭歌を考察してみる(カッコ内が考察)
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俺たちは滝の前の魚 (滝を上る魚=龍になる前、龍=最強になろうとしている)
俺たちは籠の中の虫 (虫=小動物で龍ではない、籠の外から愛でられるだけの存在という弱さ)
俺たちは波濤の残骸
髑髏の錫杖
力の奔流 それを呑む鯨(残骸・髑髏=死んだ・負けた後、鯨に呑まれた後に「龍涎香」として出てくる?本当は龍とは違う、まがい物であるという暗示)
俺たちは五本角の雄牛(=クイノタウルス、鯨から出てきて海にいる、龍になれないメタファー?)
俺たちは火を吹く怪物(テュポーン=体がでかくて下半身が蛇≒巨大な龍、もしくは半端な龍、偽の龍)
泣き叫ぶ子供(癇癪?自分の中で整理がついていない=本当に龍になりたいのか、もしくは本物の龍じゃないことへの不満)
ああ 俺たちは
月光に毒されている(月光=太陽の光を間接的に受けている、本当の望み=太陽は出ていないのに自分を照らしてくる)
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剣八(強さの象徴=龍)に挑む前、負けた後、卍解を習得した(でも本当にこれでいいのか?という葛藤)、剣八に惚れ剣八の下で死ぬこと(それが本当の願いなのか)
を各段で表しているのかなと
俺たち=一角+鬼灯丸
②剣八との戦いを考察してみる
剣八に負けて「殺していけ」という一角
一角の中に、負けたら死ぬ(負かしたら殺す)、という考えがあるから
圧倒的劣勢とか心情的に負けとかだったらあきらめて降参する、でも殺される、そういう世界を見てきたのかな
けれど多分、これまで負けた(と感じた)時も死んでない、なぜか生き残っている=負けたのに殺されないのは舐められている、と感じている?
剣八「てめえを殺し損ねたやつを殺すことだけ考えろ」
そして弓親の顔カットイン、意味があるはず
表情何か言いたげ(考えている?)、視線は一角に向いている
弓親は一角の願いをここで察したのかも
そして、剣八「生きて俺をもう一度殺しに来い」の後、一角の目にハイライト、意味深だと考えるのは穿ちすぎか?
③恋次についた嘘
恋次から隊長を打診されて一角「断る」、隊長になると更木隊長の下で戦えないから、一角「俺の望みは一つ あの人の下で戦って死ぬ」
多分、これは嘘
恋次は気づいている
まず恋次と弓親以外に卍解を知らせていない、なんで?
隊長の下で戦うなら戦力として教えたほうがいいでしょ
実際、直してもらうとき(かそれ以前)に阿近には知られているわけだし
剣八は一角の卍解を知っていても他所の隊長になれとは言わないんじゃない?
あと、恋次の説得中、断るとき以外は一角が恋次の顔見ていない
回想で卍解のこと話しているっぽいシーンではちゃんと顔見てしゃべっているし、ほかのシーンでも重要な話は顔見て喋っている(一護に負けた後とか)、一角「あの人の下で戦って死ぬ」のコマで恋次を見ていないのは違和感
次のコマで恋次に「それだけだ」のセリフがかぶっているのも、恋次の顔に少し影がかかっているのも、この一角の願いが嘘であることの暗示にみえる
恋次はそれ(本心が違うこと)を察して?素直に引き下がったんじゃないかな
④一角の願い
ズバリ、更木剣八を倒す、だと思う
卍解を剣八に教えないのも、戦っている最中に卍解して有利を取りたいから
それは正々堂々としていない、卑怯だという意見もあると思うけど、そこは一角なりの線引きがあるんだと思う
一護との戦いで、鬼灯丸が三節棍なのは黙っていたけど「見誤るな」とは言っていたし、そもそも一護が穴から出てくるのは待っていたり斬月に手を掛けるまでは攻撃しなかったり
戦うまでは正々堂々、始まってからは何でもあり、多分それが一角の礼儀なんだろう
でも剣八への憧れもあるから、いつ剣八を倒しにかかるのか悩んでいる、もしくは剣八の下で死にたいというのが言っているうちに本当になってしまいそうで不安なのかも
始解の能力
鬼灯丸の能力は
・槍かと思ったら三節棍
・柄に血止め薬
メインになるのは薬のほうだろう、ホオズキは薬草としても使われているので
ただ、解放して戻した後使える(解放中は柄がなくなる)というのが、死ななければ負けてない(から薬で治して殺しに行く)という気持ちを表しているようにも感じる
卍解の能力とその理由
始解→卍解は能力の繋がりがあるので、薬の能力が進化するとどうなるのか
全自動回復+ドーピング的な自己強化(身体強化)になるんじゃないかと予想する
またその条件は、『龍紋鬼灯丸の龍の彫り込みがすべて赤くなった後、龍紋鬼灯丸を解除されるほどダメージを負うこと』と考察してみた
①マインドマップ的に整理
まず始解は、柄の部分に薬→刀の根っこ→酸漿根を連想する
一方、卍解では別の部分が薬になるのでは?と思い調べたところ、食用ホオズキというのがあるらしい
食用ホオズキは実を食べるもので、健康・美容の効果が期待されているとのこと
ちなみにホオズキの実はトマトみたいな形で、ガクの部分が枯れてでてくる様が若干、如意宝珠を持つ龍の手に見えなくもない(超主観)
よく絵にかいてある龍が持っている球が如意宝珠と言って、なんでも願いを叶えられる球だ
龍は天に昇って宝珠を手に入れ、天から降りてくるという逸話がある
そして龍紋鬼灯丸の龍の彫り込みは球を持っていない龍が書かれている
これから手に入れるのかな
あとホオズキ+赤い、で思いつくのはヤマタノオロチ伝説
ヤマタノオロチも大蛇でテュポーンも下半身が大蛇
ヤマタノオロチの尻尾の中から草薙剣(天叢雲剣)が出てきた
始解→卍解→尻尾(根っこ)から出てくるのが始解なら、繰り返しの様が蛇の脱皮に感じられなくもない(超主観)
②エドラド戦の嘘
一角が卍解をしたエドラド戦、ここは嘘(もしくは見当違いや言っていないこと)が多分に含まれていると思っている
エドラド「凄まじい破壊力…しかし力にのみ片寄りすぎたその能力はこちらの攻撃に対する耐性は脆い!!」
鬼灯丸の能力は薬がメイン=破壊力のみに片寄るのはおかしい
むしろ脆さに意味があるのでは?
一角「龍が全て紅く染まって初めて龍紋鬼灯丸の破壊力は最大になる」
破壊力が最大になるのが何かのブラフだとしたら
③結論
始解は自分で塗る薬だったから、卍解は全自動回復+強化
龍が染まるまで我慢できれば一角が全回復+強化=それまでに殺せれば相手の勝ち、という公平性
しかも卍解が壊れれば壊れるほど破壊力が落ちるので、(一応は)相手を倒しづらくなり、龍が染まるのを待つのが難しくなる
ホオズキと同じように、実が熟してガクが赤くなる(龍が赤くなってくる)→ガクが枯れてはがれる(鬼灯丸がボロボロになる)→実が出てくる(真の能力)というのが名前から連想できる
また恋次対白哉の時に、白哉「意志に反する卍解の消滅は持主の死期が近いことを意味する」というセリフがある
一角が本当に死にそうなくらいボロボロな時=即死ではなく龍も染まってそれでも倒しきれず解除されて初めて、この能力が発動するのだと思う
一角にとっては対剣八用の秘策のつもりなのかも
意識があって剣八に負けた一角が、剣八と再び戦い、意識朦朧で死ぬ直前にそれでも勝ちたいと思うときに真の能力が発動すると思うとエモい
④補足
マユリ様が一角の卍解を「本来の能力には到底及ばない」と評しているがこれは間違いなのか
そんなわけない
マユリ様が「把握している」というのであれば、現状は破壊力重視の卍解にしか見えない、ということだろう
つまりここで考察したような鬼灯丸の真の能力は、これまで発動したことがない(本人も知らないし、マユリ様でも知りようがない)のだろう
なぜか?
卍解をほとんどしていないから、でも、鍛錬不足でもない
一角がツイているからである
龍紋鬼灯丸を解除されるほど負けたことがまだないので、真の能力に気づきようがないのだろう
ちなみに恋次と弓親には卍解のことを話している理由は、剣八と絶対に戦わないからだと予想する(だから一護にも言わないんじゃないかな)
恋次→白哉一筋だし、弓親は多分剣八との戦いには興味ない(一角対剣八の時もきれいな服のままだった)
例えば、誰かからぽろっと「一角が卍解できるらしいよ」と剣八の耳に入れば多分面白そうだって戦うことになる
それは一角の望む形じゃないから、不安要素は排除しときたい
もしくは、一角は真の能力が何か違うな~くらいは気づいているかも
だからエドラド戦のあと、気を失う前に何とか這って、真の能力を見られてもいい弓親に会ったら、一角「(ボロボロだけど剣八と戦う前に真の能力を発動しなかったから)今日の俺はツイてんだぜ」といったのかも
※本記事は原作漫画のみを基に、小説やKlub-Outside限定の情報は一切閲覧せず作成しています。内容など問題があればご連絡ください