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顔認証プラットフォーム「FreeiD」についてDXYZ様に聞いてみました!

こんにちは。ギガプライズです。

皆さんは「顔認証」を利用したことがありますか?
「顔認証」は人の顔を認証して本人確認を行う仕組みで、スマートフォンやパソコンのロック解除で利用したことがある方が多いのではないでしょうか。
利便性・安全性が高く、非接触で本人確認ができることから、マンションやオフィスの扉の解錠、店舗での決済、空港やイベント会場での本人照合など、様々なシーンで利用され始めています。

ギガプライズでも、生活を快適・便利にするIoTソリューションサービスのラインナップに、DXYZ(ディクシーズ)株式会社が開発・提供する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」が新たに加わり、インターネット設備とともにデベロッパー様やハウスメーカー様、管理会社様、オーナー様にご提案しています。

FreeiDによる住戸玄関開錠の様子(FreeiDのYouTubeチャンネルより)

今回は、顔認証プラットフォーム「FreeiD」を詳しくご紹介するために、
DXYZ株式会社の事業開発部 橋本さんに話を伺いました。


FreeiDについて聞いてみた!

――― FreeiDについて伺う前に、まずはDXYZ株式会社について教えてください。
DXYZは、顔認証プラットフォーム「FreeiD」を開発・提供する、2020年8月創業のベンチャー企業です。目指す世界として「人と人の深く温もりあるつながりを創る」を掲げ、鍵や財布、スマートフォンなどを持たずに手ぶらで「顔ダケ」で、思い立った瞬間に自由に行動できる魅力的な世界を目指し、事業に取り組んでいます。

――― その便利な世界を実現するのが、FreeiDなんですね。
そうです。これまでの顔認証サービスは、利用場所ごとに顔情報の登録が必要で、サービス同士が分断されており、ユーザー・事業者の双方で使い勝手の悪さが大きな課題でした。
「FreeiD」は、様々な“顔認証エンジン(顔認証AI技術)”と連携可能な顔認証プラットフォームで、一度の顔情報登録で、これまで分断されていた様々な顔認証サービスが利用できます。

FreeiDの専用アプリに一度顔を登録し、アプリ内でマンションやオフィス、テーマパークなど
利用したいサービスを選択するだけで、各場所で顔認証サービスが利用可能に

――― 登録が1回で済むのは便利ですね!どうやって顔で本人確認をしているんですか?
「特徴量照合」という方法です。
アプリに登録した顔画像データから目・鼻・口の位置関係など人物の特徴を抽出し、数値化したデータ「特徴量」に変換して保管しておき、サービス利用時に特徴量を比較して照合しています。
ちなみに、特徴量に変換すると元の画像には戻せないため、顔写真データが流出する恐れはありません。また、DXYZでは特徴量などの格納データの暗号化、データリソースのアクセス制限設定、不正アクセスの検知・遮断と、個人情報のセキュリティ対策も行っています。

――― マンションやアパートでは、どういった場所に導入されていますか?
顔認証システムは、一般的に共用エントランスや各住戸の開錠用に導入されることが多いです。
DXYZでは共用エントランス・各住戸はもちろん、駐車場や駐輪場、メールボックスや宅配ボックスなど、開錠が必要となる場所にFreeiDを設置した国内初・鍵が一切不要の「オール顔認証マンション」を提供しており、手ぶらで生活できる新たな暮らしを実現しています。

「オール顔認証マンション」イメージ

――― 「オール顔認証マンション」はすごいですね!災害時や停電時でも使えますか?
インターネットが不通になった場合でも、顔認証で開錠できることはFreeiDの強みです。
マンションやアパートでは、事前に顔情報を端末側に配信して特徴量で保存しているため、インターネットが不通になっても認証できます。
なお、停電時は顔認証デバイスの電源が落ちるため使用できませんが、シリンダー錠を残すことで物理鍵での開錠が可能です。また、電池式のスマートロックにしたり、非常用電源の設置も停電対策になります。

――― 離れて暮らす家族や友人など、顔情報の登録のない人が来る時はどうすればいいですか?
OneTime(ワンタイム)鍵貸し機能が使えます。
初回だけアプリから顔情報を登録いただく必要はありますが、入居者様がアプリ上で時間を指定して招待でき、不在の時や手が離せない時でも、指定時間であれば顔認証でお部屋まで入ることができます。

――― 便利ですね。他に入居者様のメリットはありますか?
基本的なことですが、両手が塞がっていても顔パスで自分の部屋まで入れて、手ぶらで出かけられる便利さ、物理鍵のように紛失や盗難の恐れがない安全性と、スマートロックのように閉め出される心配がない安心感ですね。ちなみに、FreeiDを導入しているマンションの入居者様に行ったアンケート(2022年8月実施)では、95%の方が「今後も顔認証マンションに住みたい」と回答されました。

――― 大好評ですね!管理会社様やオーナー様のメリットも教えてください。
鍵の紛失・盗難による事故や、民泊や転貸などの不正利用を防ぐことができます。
また、先程のOneTime鍵貸し機能を管理会社様にも提供していて、昨今問題になっている仲介業者様用の物理鍵の管理が不要になります。
ちなみに、FreeiDを導入したマンションで賃料アップの実績もあります。先程紹介したアンケートで、入居者様の97%が「従来の鍵より顔認証が便利」と回答されるなど満足度が極めて高いため、空室率の低下につながり、収益拡大に貢献すると考えています。

――― 現在、どのくらいの集合住宅に導入されていますか?
2023年6月末時点では36棟、そのうち「オール顔認証マンション」として29棟、1,500戸以上に導入いただいています。

――― 集合住宅以外にも提供していますか?
オフィスやテーマパーク、保育園、ゴルフ場などへ「入退」「本人確認」の顔認証サービスを提供しています。今後、「入退」「本人確認」の利用シーン拡大(工事現場・ホテル・イベントなど)、店舗・自動販売機などへ「決済」サービスも提供予定です。

――― 様々なシーンで活用されているんですね。最後にメッセージをどうぞ!
2023年5月にギガプライズさんと業務提携したことで、集合住宅向けの全戸一括型インターネット接続サービスとFreeiDを、導入から保守・サポートまでワンストップでご提供できるようになりました。
今後も協業を推進し、手ぶらで「顔ダケ」で、思い立った瞬間に自由に行動できる魅力的な世界、「人と人の深く温もりあるつながりを創る」というDXYZが目指す世界の実現に向けて、取り組みを加速させてまいります。

――― 橋本さん、ありがとうございました!


いかがでしたでしょうか。
集合住宅だけでなく、様々なシーンでの活用が期待できる「FreeiD」にご興味のある方は、ぜひ以下のフォームよりお問い合わせください。

ギガプライズは今後も、入居者様の快適・便利な暮らしを実現するため、オーナー様・管理会社様の物件価値向上・業務効率化をサポートするために、サービスの拡充に取り組んでいきます。

(この記事は2023年7月時点の内容です)


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