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パソコンをロボット化?RPAがもたらす可能性とは?

皆さん、こんにちはギガバイトです(^^)
近年ではAIによる、ロボット化と自動化が進んでいます。特に工場でのブルーカラーの業務の自動化が期待されていますが、皆さんはパソコン作業のロボット化されるというのは聞いたことがありますでしょうか。パソコン作業をロボット化と聞いて「何それ?」と思う方もいるかもしれません。近年ではTwitterやInstagramのbotが流行していますが、実はパソコン内での事務作業を自動化することで業務生産性をあげようという動きが期待されているのは皆さん、ご存じでしょうか?今回はそんなパソコンの作業を自動化できるRPAについて投稿していきます。

■RPAってなに?

RPAは「Robotic Process Automation」の略でパソコン操作をロジックとして組むことで一連の操作を自動化できる技術です。似たような技術として、MicroOfficeのExcelやAccessのマクロがあります。RPAとマクロの違う点はマクロがExcelやAccessに関係ある操作に対してのみの自動化に対し、RPAはパソコン作業そのものの自動化を行える点です。差別化するとすれば、マクロで行えない自動化作業をRPAで自動化すると思っていただければいいと思います。

■RPA導入の日本の背景とは?

さて、RPAの導入は日本国内でも期待されている分野の一つですが、その背景について記載していきます。まず、労働生産性の向上が期待されています。まず、2019年のOECDの統計データによれば日本の年間労働時間の平均は1年あたり1680時間となっています。これはOECD加盟国で22位となっており、90年代に比べれば改善されている方です。しかし、GDPは先進主要国7か国の中でもダントツの最下位であり、今なお減少の一途をたどっています。また、近年の後期高齢化社会の影響により、日本の人口ピラミッドの崩壊、少子化といった問題により生産性は一向に改善されないどころか悪化の一途を辿っているのが現状です。その中で現在、導入が増えてきているのがAIと並び業務自動化を期待されているのがRPAです。

■RPAで期待できる作業は何?

RPA導入で期待できる大きな特徴の一つが事務仕事をほぼ自動化できてしまうということです。パソコン作業を含めたデスクワークは通称ホワイトカラーといわれています(工場の生産作業はブルーカラーと呼ばれています)。できる作業の例としては、出張前に路線経路を調べたいときに路線サイトから路線経路の一覧を何通りかを取得したいといった作業を本来、約十分ほどかかるものですが、ものの数秒で取得することが可能です。

■RPAツールは何がある?

RPAにも開発ツールがありますが、今回は代表的なツール何点か紹介することとします。

・UiPath
RPA業界ではトップクラスの使用率のツールです。ロボットはコーディングではなく、アクティビティをドラック&ドロップで組むことができコーディング技術がなくても組めるツールです。また、レコーダーという機能がついておりこの機能は一連のPC作業を記録でき、瞬時にロボット化できます。

・WinActor
WinActorはNTTグループが開発した日本産のツールで日本国内ではシャアNo.1のツールです。業務手順をシナリオとして操作を実行でき、コーディング技術がなくてもロボットが組めるのが特徴です。

・BizRobo!
日本国内の実績No.1の評価されているRPAツールです。Uipathと同様でアクティビティをドラック&ドロップでき、縦ではなく横方向でロジックを組むことができのも特徴できロボットを複数作成でき、大規模なウェブアプリケーションを作成することができます。

■最後に

以上にてRPAの紹介をさせていただきました。RPAはこれから普及率がどんどん上がっていき、労働生産性をあげる可能性を持った技術です。今回の投稿を読む以外でも、実際にツールを使ってみるのをオススメします。また、AIと同様ですが、RPAツールが普及されるということは事務仕事が人間がする必要がなくなるということです。これは単なるPC作業しかできない人達の仕事がRPAで作成されるロボットによって奪われていくということになります。RPAはもちろん、AIの普及により働き方が変化していきます。皆さんもこの変化についていけるように新しい情報をどんどん吸収していきましょう。


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