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虚弱体質と診断されて

0.はじめに

今回の記事では、虚弱体質と診断された私が、漢方を服用し、体質改善したお話を書きます。漢方をお勧めするお話です。

漢方は人に合う合わないがありますし、そもそも漢方が嫌いという方もいると思います。漢方を敬遠される方はお読みにならないようお願い申し上げます。

それでは書いていきます。

私はもともと季節の変わり目のたびに風邪を引いていました。大袈裟でもなく、1年に4回、気温が変化するたびに体調を崩していました。
定期的に、鼻が詰まり、喉が痛み、熱を出します。
旅行先で風邪引くのもしょっちゅうで、特に子どもの頃は、よくお盆、正月に祖父母の家に行っては、自分だけ風邪ひいて寝ていました。
社会人になってからも、旅行に行けば、移動するだけで体力を使ってしまます。旅行では栄養ドリンクが欠かせませんでした。
泊まりで仕事した翌日は、仮眠しても疲れが抜けない状態でした。

これは生まれつきのもので、一生付き合っていくしかないと思っていました。定期的に耳鼻科に通い、薬・栄養ドリンクを飲み、生活や仕事をこなしていました。

それが、ある日たまたま漢方を知り、服用を続けたところ、体質が驚くほど変わりました。

まず一番の変化は風邪をひきにくくなったことです。そして、泊まりの仕事をしても、翌日も平気でもう一回泊まりで仕事できる(それはそれで良くないですが)。旅行に行っても移動で疲れないから、旅行先で本来のアクティビティができる。

さらに大きな変化は性格です。疲れにくくなったので、性格が暗くなりにくくなりました。

そのおかげで、途上国に赴任することになって、砂埃の中での連夜の飲み会&未舗装道路ロング出張があっても陽キャをキープできます。性格明るいままでいられるからチームを盛り上げる側にいられます。

全く違う体になり、多くの良い連鎖が起こりました。私自身はとても助かっています。しかし、このことを友人らに伝えると、宗教じみていると言われて引かれることもあるので、人によっては嫌煙されるテーマかなと思います。

もちろん、人によって効果が違うと思います。私はたまたま体に合っていたのだと思います。それでも、もしかしたら、似たような体質な方は漢方治療で改善するかもしれませんので紹介する記事を書くこととしました。

1.漢方を知った

私が最初漢方を知ったのは子どもの通院がきっかけでした。休日に発熱した子どもの診察のため、初めて行く病院へ子どもを連れて行きました。
その病院は、たまたま漢方を処方する病院でした。先生は、子どもに漢方を中心とした薬を処方しました。

色々診察時に言われました。細かくは割愛しますが、先生は、症状の質問だけでなく、もともとの体質についての質問をしました。そして、体調の悩みや症状に合わせたという漢方を処方してもらうと、子どもの体調は回復し、さらに、それまでどこの病院でも改善しなかった症状が治っていったのでした。大袈裟に書きましたが、簡単に言うと、ずっと妻が悩んでいた、子どもの便秘気味の体質が改善した感じです。めちゃいいうんちが出るようになりました。

子どもの体にも漢方が合っていたようでしたので、我が家は漢方に合っている体質のようです。

それを見た私と妻は、驚いて、自分たちの体質診断を受けてみようと言うこととなり、二人で同じ病院へ診察にいったのでした。

2.漢方を飲んだ

初めての診察で、冒頭で書いた体調の悩み(風邪をひきやすい、疲れやすいなど)を伝えたところ、先生は色々と質問をし、採血をし、漢方を処方しました。処方した薬の反応を見るため、しばらくは毎週の通院を求められました。

私の症状と採血結果を見た先生は、

あなた、虚弱体質ね。体は、動物でいうと、冬眠状態。寝たがっている。いつでも休みたがっている。それを気力で起こして動かしている。そりゃ疲れるし、効率悪いよ。腸も弱いね。下痢とか便秘とか繰り返す?(私:はい。)おしっこ頻繁に行くでしょ?(私:はい。)飲んでも飲んでもノドが渇くでしょ?(私:はい。)腸が水分を上手に吸収できていないね。水分足りないから体に潤いない。肌も乾燥するんじゃないの?(私:はい。)いわゆる普通の薬を処方されても、症状の表面を抑えるだけで、根本治療にはならないね。どうする、漢方、飲んでみる?

的なこと言われ、なぜか少し煽られつつ、虚弱体質宣言をされたわけです。

ちなみに、先生は、毒舌まじりの独特の言い回しをされる個性的なキャラをお持ちなので、漢方だけでなく、先生のキャラも合う合わないが問われる病院となります。

私は虚弱体質宣言に驚きました。それまでの人間ドックでは常にA判定の人でしたし、小中高大とずっと運動部で活動してきましたし、比較的健康な体でいるつもりでした。ただ、季節の変わり目で風邪をひきやすいだけで。

先生に言わせると、

まあまあ人間そんなもんよ。やれちゃうからね。若さで。でもしんどかったでしょう。年取ってくるともっとしんどいよ。

的な回答。

まあ確かになと思いまして。騙されたと思って服用をすることにしました。保険適用も受けれますしね。

そこから、2ヶ月、3ヶ月と服用を続けると、自分でも実感するほど体質が変化して行きました。

3.風邪ひかなくなった・移動で疲れにくくなった・夜勤しても飲み会に行けた

体の反応が変わっていくのが自分でもわかりました。冬になっても、春になっても、体調が崩れることが極端に少なくなり、自然と栄養ドリンクも飲まなくなりました。もちろん体調を崩しかけることはたまにありますが、熱が出るまで崩れきらず、すぐに回復するようになりました。

長距離移動でも疲れにくくなったので、旅行へ行っても、子どもとも走り回れるし、雑用からいろいろこなせるし、今まで楽しめなかったことまで楽しめるようになりました。

仕事面でも変化は大きかったです。体調が崩れにくくなり、疲れにくくなったので、漢方服用前と比較して、こなせる量が増えて仕事のスピードが上がるので、成果を上げやすくなりました。

何よりも、泊まりで働いても翌日に飲みに行けるようになったのが嬉しかったです。

それまで、私の同僚は、夜通し働いても、そのまま飲みに行っていましたが、体力的にも気力的にも私には到底無理でしたので、正直羨ましいと思っていました。

それまでが繊細すぎたこともありますが、体が疲れやすいのは、ただ運動不足でスタミナ不足なだけだと思っていました。昔から、走り込みや長距離ランは苦手だったので、そういう意味で、単にスタミナがないだけだと思っていたのです。だから、体が疲れにくくなった、というのはまさに目から鱗でした。

一番大きな変化は、性格の変化です。疲れにくく、体調を崩しにくいので、いろんな面で余力が生まれます。気分が沈むことが少なくなり、明るいままいられるので、周りへ配慮ができる余裕が増えました。仕事でも家庭でも、体力面と精神面でのタフさが増したので、相手をフォローする側に回れます。

今は漢方の服用を始めて6年以上経過し、服用する量はだいぶ少なくなりましたが、前の”虚弱体質”に戻ることなく、安定した状態で過ごせています。

今振り返ると、この体質改善はとても助かりました。私は、体調を崩したり、寝不足で体力が落ちると、一緒にメンタルも落ちる傾向があります。私は今、海外駐在で単身赴任していますが、頻繁に体調を崩していたら、毎日ホームシックになっていたことでしょう。

今は、単身赴任の寂しさを、運動したり、SUNABACOさんで勉強したりする前向きな行動に変えられています。それも、根本には体調を崩しにくくなった・体力がついたという変化が理由にあると思っています。

以上が、私が漢方に出会ってからの変化のまとめです。

もし私と似たような体質である、漢方に興味があるけどまだ試せていない、という方は、ぜひ試されるといいと思います。合わなければすぐにやめればいいと思いますし、お医者さんに相談しながら少しづつ進めることもできます。

4.最後に

実際に私が処方された漢方を書くことはしませんでした。漢方の服用を検討されている方はぜひお近くの漢方取り扱いの病院へ行ってみてください。漢方は、処方箋がなくても購入できるもののありますが、お医者さん・薬剤師さんの専門家の意見を聞いて、服用するのが大切と思います。


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