見出し画像

TOEIC:モデルルート③600までのリスニング

TOEICの勉強の全体像、満点へのルート、今回は600までのリスニングです。

モデルルート.001

シャドウイングで絶対伸びる

どうしたら聞けるようになるのか。ちゃんと聞き取りたい!
勢いでガバッと聞いて、大体わかった気がするけど、問題を解くと正解しない

特にこの時期は耳をしっかり作ること。基礎固めとして、英語の本来の音を正しく聞き取る訓練をします。そのためにシャドウイングが効果的です。(シャドウイングで伸びるという実証データはあまりにもたくさんあるのでいつか別記事を作ろうと思います)

コツは同じものを最低5回は繰り返すこと(シャドウイングの効果はどのぐらいやると出てくるのかという実験で実証されたことがあります。何となく言っているのではありません。それ以下だと効果が出ないので最初からやらなくてもいいぐらいかもしれないです)

使う素材はパート3がおすすめ。理由は第一に、会話文なので発音しやすいこと。でも、同じ会話で短いパート2は、実は細かい発音の仕掛けが多く、初心者は後回しにした方が無難です(例えば、row/raw/low/lawの違い、hurt/heartの違いなどはなかなか聞き取れません)。もう一つの理由は、会話の流れから、ある程度、話の流れをキャッチしやすいこと。一つ一つのセンテンスが独立しているパート1・2は文脈がないので推測ができません。

リスト作成で弱点分析

効果を最大限引き出すために、「引っかかるリスト」を作ります。シャドウイングをしていて、発音しにくい音を記録していくのです。これにより、自分が弱い音が自覚できるようになります。

実際に講義で数百人の学生の記録を見てきましたが、弱点は大体パターン化できます。それについて詳しくは別記事で紹介します(アップしたらまさにここにリンクを載せます!この文字が見えているということは未着手か、忘れているということです)。

↓は実際のリスト事例です。

スクリーンショット 2021-09-16 7.51.24

シャドウイングの効果は全パートに波及する

シャドウイングを繰り返すことで、「自動化」という効果が出てくることがわかっています。例えば、"This is a pen"と聞いた時、考えて意味をとらなくても、聞きながら即、意味がわかる。それと同じように、英文を高速で理解していける、あたかも自動的に処理ができる、という効果です。

となると、シャドウイングの効果は、全パートに波及します。リスニングで理解できることはもちろん、選択肢を読むスピードも上がります。この点がリーディングパートをグッと爆上げさせることにつながります。速読の力になるからです。何度も読み直し、ロスしていた時間が消えていきます。

耳が不完全なまま、闇雲に問題と向き合っていても、きっとランダムに間違いを乱発して、伸び悩んでいくと思います。まずは基礎固め。

最後に補足:シャドウイングの効果が実感できるまで、時間がかかるものです。今すぐ点を伸ばしたいという焦りはあると思います。が、長い目でしっかり伸ばしていくためには必要なこと。これを地道に耐え抜くことができるかどうかが、勝負どころです。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?