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人生にもしも...なんてないけど 一周忌 番外編
今朝、セミの声を遠くに聴いた
あのセミは1週間後はもういないかも
故人の誕生日は新たなエピソードが
上書きされることもないので個人感が薄れる
命日は故人への気持ちの上書きを実感し
生前のいろいろなエピソードを思い出し個人感が濃い
「また明日ね!」数分のガラス越面会でも嬉しかった
会う前にどんな反応かな?と想像できることが喜びだった
生きていればこその未知がサプライズ
火葬のボタンが押された時
あぁ、これで復活はないな...
寂しさとともに諦めがついた感もあり
『ただその存在が尊い』
母を通してこの言葉の深さを理解した
だから、今度はこの深さで自分を、人を受け入れよう
もう一年、まだ一年
合掌
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