笑えるのは、いっぱい泣いたから
私は昔から涙もろい。
刺激に弱いせいか、ちょっとしたことですぐ涙がこぼれる。
人前ではあまり泣かない。
それどころか、「よく笑う人」と思われているようだが、一人で家にいる時は結構わんわん泣いている。
涙を流すとリラックス効果があると言われている。
また、ストレス発散や免疫力を高める力もあるらしい。
そのように、私も辛い時は自ら泣くを時間作り、気が済むまで悲しむようにしている。
熱い涙が頬をつたって滴るのを感じると、とても安心するのだ。
傍にいて慰めてくれる人なんていない。
でも少なくとも、私は自分自身の温もりで自分自身を温められる。
そうやって優しさを感じ、落ち着く。
終えたら、また涙を拭いて何事もなかったように人前に出る。
「泣いた数だけ強くなる」と言われているが、残念ながら自分は泣いても泣いても、一向に強くなっていないような気がする。
ただ、泣くに値しないと感じれることは随分増えた気がする。
いつものことだからと、もう慣れてしまったものが多くなった。
それと、泣くより、笑って済ませることもたくさんあることを知った。
「笑い」はとても効率的な解決法だ。
人の目を盗む必要も無い。
軽く「ふふ」っと笑えば、もう全て過ぎたことに出来る。
嫌なことを忘れ、その場で続けて前進出来るエネルギーが生まれる。
ただ、そうやって解決出来るようになるまでは、膨大な涙の積み重ねが必要だ。
飽きるまで泣いて泣いて、ある日になって涙ではどうしようもないことを知り、諦めて笑うようになる。
ああ、ひょっとしたら、これが「強くなること」なのかもしれないな。
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