自由の手に入れ方

はっきりいって、自由だの、民主主義だのと、いったものは贅沢品であります。
歴史的に見ても、アメリカなどの、豊かな国でしか、成立したためしがありません。
まずは、国民の、お腹がふくれるのが第一です。
なぜ、贅沢品というのかというと、自由とか民主主義というのは、べらぼうに、お金がかかるからです。
ただ、ある程度豊になった人たちの中には、欲しがる人もいるでしょう。
では、どうしたら自由とか民主主義が手に入るか?説明しましょう。

自由とは何か?それは、主に
1、政治的自由
2、経済的自由
3、宗教的自由、です。

政治的自由とは参政権を意味しており、その基本は選挙にあります。
そして、普通選挙による議会が設立され、その中で、個人の尊重、法の下の平等、思想・良心の自由が約束されると、議会内での「言論の自由」が成立します。

ここから、すべての、自由が出てきます。

ですから、いろいろな国で、自由を求めての、デモなどが行われているようですが、「自由」が欲しかったら、政府に、議会、国会の設立を求めるべきなのです。

ただ、ワーワと、自由を求めても、政府にしてみれば、「何いってるんだろう?この人たちは」、です。

そして、国会とは、国家の最高機関です。

ロックの主張によれば、国家は人民が作ったものであり、人民に奉仕するためのもの、だから、人民の代表を送って、政府を監視しなければならない。
これが、民主主義の根本精神なのです。

では、議会の力の源泉とは、なんでしょうか?
それは、議員の背後には、その議員に一票を投じた、主権者である国民の意志があるということなのです。
議会の力とは、予算を否決することができるということにあります。
議会に予算の決定権があります。
この力を持ってすれば、最強の組織、軍隊も止められます。
軍事予算を議会で否決してしまえば、軍隊は動けなくなるのです。

議会の設立を、求めること。

それが、贅沢品である、自由を手に入れる、第一歩になります。

ただ、これを行うには、指導者、国王、カリスマ、象徴、などの個人の、個人崇拝が必要になってきます、実際、日本には天皇がいましたし、イギリスには女王、アメリカには神を信じた人。

人類の歴史の中で、神なき社会というのは、存在しません。

その、神のもとで、すべての国民が平等だと、信じられた時、民主主義は手に入るのです。

よく言われることですが、会社はトップの器より大きくはなれないと言います。

ですから、この個人崇拝される、トップは、とてつもなく、頭の許容度が広い人物でなければならないのです、仏教、儒教、キリスト教、イスラム教、近代、マルクス主義、啓蒙思想、ありとあらゆる学問に理解があり、博学多識な人物でなければなりません。

むかし、そういう人物を、中国では、聖人と言いました。











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