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「学び」を日常化する

はじめに

新年、おめでとうございます、mamaです。
2024年を迎えたということで、前回に続き、noteで開催されている「2023→2024連続投稿チャレンジ」にあやかっての投稿となります。
テーマは「 #最近の学び 」ということで、ここ最近を振り返っての私自身の具体的な学びについての話、あとは「学び」自体を生活の中に取り入れることが、自分自身とても大切だなと感じているので、その辺りの考えを整理してまいりたいと思います。


「学び」とは?

まず初めに、読者の方と言葉の認識を揃えることが重要だと私は考えているので、本文章で度々使用する「学び」という言葉がどんな意味なのか、皆さんも改めて認識していただけると良いかなと思います。(これも、記事執筆を通じての1つの学びであり、何か自分の考えを示すときに、キーワードとなる言葉の意味や前提知識、認識を揃えてあげると読み手に自分の意見や考えが伝わりやすくなるのではないかと考えています)

「学び」は、学習者が能動的に取り組むという意味で使用されます。つまり、学習者の「自発性の有無」が関わります。

「学び」と「勉強」の違いは、勉強は「分からせたいことや学ぶべきことを想定して、上手に学ばせて先取りする姿が良い」のに対して、「学び」は自分で本当だと思うことを自分で楽しみながら探求していくことです。

「学び」には意志があり、「気づき」はもたらされるものである、という意見もあります。

Google Bardによる生成文を引用

上記の説明にある通り、「能動的に取り組む」「楽しみながら探求していくこと」「「学び」には意志があり、「気づき」はもたらされるもの」というあたりがなるほど感のある説明だなと個人的には思っております。
「自分の意志から能動的に行動に移し、楽しんで本当のことを探求すること」をここでの学びの解釈にしたいと思います。

「最近の学び」について

最近何を学んだだろう?と自分を振り返ってみて、以下の4つのキーワードがふと思い浮かびました。

  1. マネジメント

  2. 読書

  3. 英語

  4. 人の思考・行動

本日はこの中で1番に思い浮かんだ「マネジメント」について、なぜそれを能動的に「学び」の行動に移したのか、といった経緯や、何に気づかされたのか、などをざっくりと整理していきたいと思います。

「マネジメント」について

昨年1年間、仕事を中心に私自身がずっと考えていたことでもあり、実際の業務や私生活での経験や書籍や外部セミナーなどを通じて、それまで以上に「マネジメント」について、多くの時間をかけて考えさせられた事柄でした。
「マネジメント」とはと調べてみると、以下のような説明が出てくるかと思います。

「マネジメント」とは、企業が、組織の成果を上げるために経営資源(ヒト・モノ・カネ)を効率的に活用し、リスク管理のもとに、「目標」や「ミッション」の達成を目指すことである。もともとの「マネジメント(management)」が持つ意味は、「経営」や「管理」などで、これがビジネスシーンに転用された。現在通用している「企業におけるマネジメント」とは、「経営管理」や「組織運営」といった意味となる。

https://www.hrpro.co.jp/series_detail.php?t_no=2318

うーん、今読んでも、やっぱりすごい概念的というか、手触り感がないというか、マネジメントをじぶんごと化して学ぶのは難しいなと感じました。
このあと説明しますが、振り返ると、私がマネジメントに対して真剣に「学ぼう」と思えたきっかけは間違いなく、他人ごとから自分ごとに変わったことが大きな要因だと思いました。

「マネジメント」について学ぼうと思ったきっかけ

マネジメントを学ぼうと思った経緯は、シンプルに危機感を感じたからだったと思います。
当初、仕事の中で自分の役割として提供するサービスの手段であるにも関わらず、「マネジメント」という、なんとなく絶対の正解のないものに対して知識を身につけても活用できないのではと懐疑的になり、どこか体系的な知識として身につけることから避けている節がありました。
しかし、実際の業務の中で、自分の知識不足や経験不足を痛感し、危機感を感じるようになりました。絶対の正解がないからとはいえ、セオリーや知識体系すら知らないのでは、解ける問題も解決できない、難しい課題にぶつかった際に、論理だったアプローチで探索することもできない、と感じるようになり、このままでは自分の役割を果たすことができないと考え、入門書籍を読み漁り、経験者との情報交換、セミナー参加、実務での経験・振り返りを通じて、徐々にマネジメントを体系的に学ぶことにシフトするようになりました。
その中で、多くのアハ体験というか、気づきがあったので、ここでは大きく2点について整理しておきたいと思います。

「マネジメントマップ(地図)」の重要性

1つ目は、マネジメントの領域をマッピング(俯瞰)することの重要性です。これは著書「エンジニアのためのマネジメント入門」の著者である佐藤大典さんの考えで、マネジメントに入門するにあたり、その理解を難しくしているのは、マネジメントというものが「領域が広い」「一つひとつが深い」「情報が多い」という要因があると考え、まずは自分なりにマネジメントを俯瞰するための地図(マップ)を作ることが理解するための1歩であるとおっしゃっていました。地図が整理できることで目的地がわかり、目的地がわかるとそこで何ができるのかがわかる、というものでした。これは私自身とても腹落ちしたことで、「有名なドラッカーのマネジメントの本を読んだ方がいい」とか「XXXの著書は読むべき」とか言われるけど、なぜそれが今必要なの?とか、対象の領域が広くて、自分の仕事との繋がり見えにくい、といった点で、とてもモヤッとしたことが多かったように感じます。その原因は、マネジメントというものを俯瞰的に捉える術を私が持っておらず、構造的に捉えられていなかったのが一因だと考えました。
佐藤さんによれば、マネジメントの対象領域を大きく「戦略(企業)」「組織」「チーム」「個人」という領域に分けて、例えば、この書籍はどの対象領域に関するマネジメントについて語っているものなのかを整理できるとより解像度が上がるし、他の領域との関連性も見えてくるよね、というお話でした。また、この地図(マップ)自体は人それぞれで整理されるものであって良いというお話もされており、漠然とマネジメントというものをとらえるのではなく、軸を自分なりに設けて捉え直すことの重要性に気付かされるきっかけとなりました。

「マネジメント・ミッション(成果)」の基準

2つ目は、マネジメントの「ミッション(成果)」についてです。これは、私自身とても頭を悩まされ続けていることでもあり、今でも正直これだ、という明確な答えがあるわけではありません。ただし、ヒントとして与えてもらった考え方があるのでここで紹介したいと思います。
それは、マネジメント・ミッション(成果)を4つの基準に分類し、状況によってそれぞれバランスを図りながら遂行すべき、という考え方です。

4つのミッションについては、以下の通りです。

①「執行」
チームの成果(Q-半期程度の目標達成)を出すための重要な
業務を見極め、それを執り行う
②「活用」
全メンバーが持続的にパフォーマンスを発揮し続けるために、
そのリソース‧意欲‧能力をフル活用する
③「伸張」
採用と、メンバーの育成(新しい知識‧能力を得てもらう)を
通じてチーム全体の力量を向上させる
④「連携」
上司/他部署と適切に連携し、他部署や全社の業務執行が
スムーズに行くよう取り計らう

株式会社EVeM「サービス資料P32 基準_4つのミッション」
https://www.slideshare.net/shoheifuke/evem-management-training-servicepdf

また、これらのミッションを会社の状況(成長フェーズ)に応じて、バランスしながら遂行すること、そのバランス割合については、上司や部下、組織やチーム内で認識統一を図りながら進めることの重要性を説いています。
私がここで価値を感じたことは、上記のようにミッション(成果基準)を共通言語化することによって、他者と認識合わせることができ、期待値のすり合わせをしやすくなる、という点に非常に価値を感じました。
マネージャーの役割は多岐にわたるため、がむしゃらにやろうとすると、やることに正直欠くことはありません。一方で、マネージャーの具体的な仕事は、マネージャー自身、また、上司や部下といった周囲の人たちにも何をやっているのか見えにくい、見せにくいという問題を抱えていることがあります。何をやっているのかわからないと、何に期待すれば良いかわからないですよね。例えば、部下が的外れの期待をした場合、上司であるマネージャーは別の方向にベクトルがあるため、その部下の期待には応えられず、何もしてくれない上司は何もしていない、と評価されてしまうかもしれません。ただ、上司はサボっているのではなく、別のことにリソースを注いでいて優先度が低いだけなのに、、、といったような、不幸な職場が意外と多いのではないかと思います。
限られたリソースの中で、マネージャーができることは限られています。つまり、何に注力して業務遂行していくのか、また、あるマネージャーはこの業務にパワーを注いでいますよ!と客観的に認識できる共通言語を用いていれば、マネージャーの仕事が見える化されることによって、他者からも期待すべき部分が明確となり、上司(マネージャー)と部下(メンバー)の期待が擦り合わせられ、より大きな成果につながるのではと感じました。
共通言語化自体も価値がありますが、そのフレームの普及が、第一歩であると私は考えております。

学ぶことは楽しい!!

終わりになりますが、タイトルにある「学びを日常化する」について。
日常化するのって、そもそも楽しかったり、面白いって感じなければ継続しませんよね。
私自身、勉強することは学生時代苦手でした。自分の根源的のモチベーションと勉強内容が結びついていないことが多かったからだと思います。一方で、政治経済といった身近な出来事に対してはとても興味があったので、学校の勉強や受験勉強と関係なく、社会科の科目はいろんなこと調べていたなと思います。また、最近だと興味を持ったことについて「学ぶ」のはとても楽しいです。(趣味のSUPだったり、健康に気を遣う年齢にもなり、栄養学とかに目覚めたり、あとは漫画が好きで、最近の漫画だと神話を題材にした話だったり、歴史関連の話がオマージュされたりするので、その原始となる歴史の本を読んでみたりetc)
要するに、有用とか役に立つとかは抜きにして、興味を持ったことをとりあえず調べてみてみる。幸い「調べる」というのはこのご時世、困ることはないと思います。そんなことを1日30分でも繰り返していると、「学び」は日常化すると思います。また、学んだことを外部に発信することによって、より得られるものは増えるかなと思います。発信といっても、身近な人に話すだけでも良いと思います。私自身、会社以外の人と関われるコミュニティ活動を通じて、同じような苦労している人の話、より経験を積んでいる人たちと情報交換を通じて、たくさんの気づきを得ることができました。自分の予期しない世界が広がっていくことも「学び」の素晴らしい部分であると思います。

皆さんも、1日30分からはじめる「ワクワクする学びの時間」を作ってみてはいかがですか?

2024年も「学び」の幅を広げて、より多くの世界に触れられるようにできればなと思います。
それでは、今年もよろしくお願いします!!

#最近の学び #マネジメント

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