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風夏鈴
2024年1月4日 05:50
今日という日は、その次の秒で一瞬で壊されるのだと、あの日の春、日本中が思い知らされたドアを開けると、そこはもう海だったお父さん!と家の中を振り向くとそこに彼の姿はもう無かった逃げてください、高台へ逃げてくださいと町の人たちへ呼び続けた役場の天使は空へ流されていったもうじき生徒たちに手渡されるはずだった卒業証書は金庫に保管されたまま海の底へ沈み総合