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9/13(水) こまばアゴラ劇場で菅孝行×海上宏美のトークがあります。司会は劇作家佐々木治己さん。

KPR/開幕ペナントレース ートークシリーズー
「解体と廃業、それから純白のテキスタイル」
対談:菅孝行、海上宏美(司会:佐々木治己)
日時:2023年9月13日14:00〜17:00
場所:こまばアゴラ劇場 〒153-0041 東京都目黒区駒場1丁目11-13
料金:当日カンパ制(入場無料/要予約)
予約:kpr.japan@gmail.com
* 先着50名で締め切らせていただきます。
* kpr.japan@gmail.comからの返信をもって予約完了となります。


 KPR/開幕ペナントレーストークシリーズがはじまる。演劇はエンターテイメントである。面白ければ理屈はいらない。倫理も道徳も、とってつけた社会的意義も必要ない。しかし、それは裏を返せば、面白い理屈であればエンターテイメントになるのではないだろうか。KPR/開幕ペナントレーストークシリーズでは面白い理屈を渉猟する。

 「解体と廃業、それから純白のテキスタイル」では、60年代演劇の理論家菅孝行氏と80年代演劇の極北、絶対演劇派の海上宏美氏における対談を中心に、新劇からアングラ、そしてその後の演劇が担った演劇思想の対話が繰り広げられる。演劇の解体とは、演劇人の廃業とは、それは過ぎ去った物語を寿ぐ場ではない。渦巻く演劇への熾烈な問いが此度、現れる。

 前例踏襲や公共性によって無害化された演劇が演劇として大手を振る中では、一滴の毒を垂らしてきたKPR/開幕ペナントレースの活動はよく分からないものと捉える向きもある。だが、よく分からないというのは、分かっているものがそこにいないからこそ起こる反応なのだ。分からないものを見よ。分からないからこそ感じ、考える喜びがそこにある。演劇はどのような試みをも許容せよ、という定言命法において、解体や廃業を導き出した演劇の思想、劇場の体験に共鳴する。
佐々木治己(劇作家)


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