認知症の母のテンポがつかめてきた♪
母は80歳。一人っ子の私を明るく楽しく愛情たっぷりで育ててくれた♪
コロナ禍で一緒にいる時間が増えた時に、
“ あれ?お母さん本気でおかしい?ん?こりゃ完璧認知症だわ。。。 “ と気が付いたのが始まり。
あれから4年も経つと、何でも拒否するイヤイヤ期が終わり、今はとても穏やかな認知症さんに落ち着き、とても接しやすくなった♪
たぶん4年前は、自分の変貌が受け入れられなくて、不安で不安で怖かったから、私に怒ったり、手を上げそうになったり、反抗してたんだと思う。
今は、清潔にすると言う事が完全に抜け落ちているので、身の回りの世話が欠かせない。でも、反抗せずに私を受け入れてくれるようになったので、とてもいい感じ♪
伝え方としては、
「あら大変! お母さん!パンツを履き替えてない人の臭いがするわよ!急いでこれに履き替えましょう!」 と言うと、
「そうかしら?若い人は鼻がいいのねー」と言いながら、私のアシストを受け入れてオムツを着替えてくれる♪
お手洗いに座って貰い、
「ではこれからお尻シャワーで隅々まで洗ってきてください。私がストップって言うまで頑張ります♪いってらっしゃい♪」と言うと、
素直にお尻洗浄を始めて、
「まだ?」
「もう少しファイトでーす」
「まだ?」
「あと10秒行きまーす」
と言う感じで、うまく付き合えるようになってきた♪
入浴だけは「疲れるからやだ〜」と強く拒否するし、私も介助をするとのぼせてしまいクラクラして具合が悪くなるので、家での入浴はキッパリ諦めて、ショートステイでお願いしている♪
【追記】真夏は流石に月一回ではまずいと思い、
家でヘルパーさんに入れて貰う手配をしてみたところ、
週に一回入浴出来るようになりました!
事前には伝えずに訪問してから
「区の入浴サービスの抽選に当たりました!」
とヘルパーさんに言って頂くと、
「ヤッター!ラッキー!」
と思うようで、勢いで入ってくれています♪
私のヘンテコなシナリオに協力してくださるヘルパーさんに
感謝しかありません♪
通院に関しては、事前に伝えてしまうと、
「一緒に行ってくれるの?どこに行くの?何を着て行こうかしら?」と、不安いっぱいになり何度も何度も電話がかかってきて、辛いので、外出する当日の2時間前に実家に行き、
「 お母さんッ! ごめんね!私がうっかりしてて今日が病院の日って忘れてたわ!」 と言うと
「あら大変!大丈夫大丈夫急いで準備するから!」と言って、とても協力的にさっさとオムツも変えて、頭も洗って、顔を洗いお化粧して、靴下もシャツも全部変えて、大好きな日傘を持って、ビックリするくらいスムーズに準備が出来る♪
「お母さんありがとう!助かったわー!これなら病院に間に合う♪」とお礼を言うと、
「別にお礼を言われるような事してないわよ♪ 自分の事なんだから♪ 付き添うあなたの方が大変よね?今日は会社はおやすみなの?」
と、認知症である事を忘れるくらいシャンとする♪
ぶつかりまくっていた頃は、母の介護の時間を楽しめるようになるなんて想像もしてなかった♪
あまりに無邪気過ぎて“ お母さんかわいい〜♪ “って思える日もあるくらいだ♪
今は、今年に入って父の認知症が急激に進行した事がいちばんの悩み。
疑い深くて、ひと言嫌な事を言うタイプなので、父の相手をしていると本当にげんなりしてしまう。
毎日困り果てる事ばかりだけど、介護は一生続く事ではないのだから、後悔しないようにやるっきゃない!
きっと父のテンポもつかめたらしんどさが半減するはず!
辛抱辛抱! ど根性!
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