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介護

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認知症の介護をしていて、薬剤師さんに助けて頂いた話

コロナ禍でみんなが普通の精神状態じゃなかった時、 両親の認知機能が一気に悪化して、私がやらねばならない事が激増し、 追い詰められていた頃の私の話。 日本中、外出制限になり、母は趣味の俳句とコーラスのお稽古がなくなった事で、 曜日感覚がなくなった。 生活に張りがなくなり、認知症が悪化した。 ある日、実家のタンスを開けると、処方薬が未開封のままどっさり出て来た。 通院して薬は貰ってくるが、飲んでいなかったのだ。 理由を聞くと 「シートからプチプチ出すのが面倒なんだもん」との事。

季節の服が選べない

80歳、認知症の母。 昔から引くほどオシャレさんだった。 私がちょっとでもおかしなコーディネートをしていると 「その服の人と歩くのやだわ〜」と言うほど(汗) でもある時から、お出かけの時に、いつもグレーのトックリしか着て来ない事に気がついた。 そういえば、ブローチやイヤリングもして来なくなったかも。。。 理由を尋ねると 「このトックリ気に入ってるから」 「手先が鈍くなってブローチやイヤリングは煩わしくなったの」 との事。 まーそう言うものなのかなぁ と思っていたけれど、

【温泉宿】という名にショートステイ🎵

81歳・認知症の母は、当初ショートステイを猛烈に嫌がった。 そりゃそうだ。 自分が壊れ始めている自覚があるのに、新しい事をするなんて不安で心細いに決まってる。 だから『嘘も方便作戦』で毎回なんやかんや理由をつけて行ってもらうように頑張った。 「区に温泉宿が出来たらしいのよ。今度一緒に行きたいから、私のために下見に行って来てくれる?」 とか、 「今度お父さんも温泉宿に行きたいらしいから、上手にエスコート出来るようにせっせと潜入調査行って来てくれるかしら?」 とか、「家族の為に

お仕事 ありがたい!

今日も頑張ったーッ♪ イラストのように踊っちゃうくらい頑張ったーッ♪ 両親の介護が大変で、常に頭の片隅が悩みで占拠されている。 でも仕事中は、まばたきも忘れる程集中しているから、 全てを忘れられる時間になる♪ このお仕事に繋がるように学費を出してくれて応援してくれたのは両親♪ 感謝感謝です♪ よーし♪ 明日からも頑張るぞ♪♪♪

懐かしむ記憶がない母

『お年寄りには思い出の品や昔の写真をたくさん見せて、  楽しい記憶を呼び起こすと頭の刺激になって良い』 よくTVでやっているが、 80歳、認知症の母には、懐かしむ記憶がない。 ☀︎ 女学校時代の写真を見ても、「へー昔の写真だわぁこの隣の人は誰?」 ☀︎ お気に入りだった日傘を見せても、「アラ!いい傘じゃない♪あなたの?」 ☀︎ 昔、好物だったものも忘れてしまっているので、毎回食べる度に 「コレ美味しいわねー!どこで売ってるの?」と、新鮮に喜んでくれる。 勿体無いと

朝から母のタンス整理中。

今日は朝から気合いを入れて、実家の片付けをしている。 飲まず食わずでやっていて、気が付いたらもう14時を回ってた! 認知症は同じものばかり買ってしまう病気と知っていたけれど、 グレーの靴下はこれ100足はあるんじゃないかしら? モスグリーンのとっくりは50着はありそう。 凄い頑張っている私のところに父がやってきて言った言葉が、 「なんだ全然片付いてないじゃないか」 だって。 ムカつかせ上手過ぎる。 【追記】 この記事を書いたのが、4月26日 今日は5月5日。 連休全部通

入浴拒否から4年、突然「入る」と言い出した母。

認知症80歳の母の入浴事情。 先日、【もう家で入れるのは諦めました】とnoteで宣言すると、なんだか私の肩の荷が降りて、体力的にも気分的にもとても楽になった♪ それから数日で、何かを敏感に嗅ぎとったのか??? 「お風呂入ろうかしら?」 と言い出した。 楽は出来ないように出来ているらしい(^_^;) 嬉しさ半分、マジですかぁ大変なんですけどぉぉぉ半分。 ショートステイでお風呂に入れて貰える気持ちよさを覚えたのかもしれない♪ とりあえず、よかったよかったと言う事になるが

おばあちゃんの夢を見た♪

大正生まれだったおばあちゃん♪ 時々noteでも書いてる♪ おばあちゃん家に良く泊まりに行き、いっぱい遊んで貰った♪ 今、実家の片付けをしていて思い出の品に触れる事が多いので 夢にも出てきてくれたのかしら♪ 『 父、母、おばあちゃん、3人の同時通院日で、   診察券3枚、保険証3枚、受付票3部、を持って、   ヨロヨロ歩く3人を引率し、院内を巡っている。   3人それぞれの水も持ち、脱水にならないように豆に飲ませる。   まるで巣の子供に餌をやるツバメのお母さんみたい♪

認知症外来に持参する物

90歳の父、80歳の母。 ともに認知症のため、3ヶ月に一回、認知症外来を受診している。 そのとき、3ヶ月間の二人の様子を一気に伝える事はできない。 そこで、二人の日々の様子に加えて、自分の気持ちもありのまま書いた日記を持参し、受付さん経由で、診察前に主治医に読んで貰うようにした。これにより本人の前では言いにくい事も先生に報告出来る。 さらに書いておく事で、 3ヶ月前はこんな事に悩んでたんだ! 今はもう出来なくなったけれど、3ヶ月前は出来たんだ。 など、色々気付ける事がある

母の苦手な事、発見♪

先月から実家の“ 大大大掃除 “に励んでいる。 今は認知症だけど、昔は全てきちんとしているタイプの母だったので、 服や食器類の整理整頓もかなりバッチリで、 お片付けがかなりやりやすくてありがたい♪ そんな中、母もまとめるのが苦手な物を見つけた♪ 『デパートや雑貨屋さんで貰うビニールの袋系。』 サイズがまちまちで、ツルツルで滑るし、まとめにくいよね〜♪ わたしも苦手〜♪ お母さんと一緒な所が見つかってちょっとほっこりした♪

「お腹空いたでしょ?」 by母

4月末から毎日集中的に実家の掃除に勤しんでいる! 私頑張ってるよねッ! エライよッ! 2階で作業していると、認知症の母が10分に一度上がってくる。 「お腹空いたでしょ? 何食べたい?」 どんなにボケても娘のご飯の準備を一日中気にしてくれる優しい母♪ それにしても、せっせせっせと階段を上がれる80歳女子スゴイ! ゆっくりではあるが、息も切らさず上がってきて、すぐ降りて行く。 またしばらくすると、「何食べたい?」と上がってきて降りて行く。 元気いっぱいで何より何より♪ そ

親がお風呂に入らない!

80歳の認知症の母。 お風呂に入っていない事に気が付いてから4年が経ち、試行錯誤の結果、最近やっとお風呂問題のスタイルが定着した。 キーワードは、『もう入浴回数は気にしない!』 結局、どんなに手を尽くしても半年お風呂に入らないので、もう諦めた。 本人は「お風呂は疲れるからやだ」と強く拒むし、 私も入れる前段階でカッカしてる上に入浴介助をすると、のぼせてしまい倒れそうになるので、二人とも辛いんだからもうやめる事にした。 すると私の体力的にも精神的にも楽天になった♪ 月一回

実家の一軒家、老朽化問題。

90歳と80歳の両親が住む一軒家。 二人の身体的メンテナンスが大変になったのと同時に、家の老朽化が止まらない。 「停電だ!真っ暗で何も見えない!!」と先週電話があった。 業者さんの話では、『漏電ブレーカーの定年劣化ではないか、寒い日は特に落ちやすい』との事。 『でも、漏電ブレーカーを直すのはかなり費用がかかるから、まずはこちらの手前のブレーカーを新しくしましょう』と言われ、5日前に無事交換完了。 気候も暖かくなってきたし、とりあえずよかったと思っていたら、 昨晩遅くに「停電

認知症の母のテンポがつかめてきた♪

母は80歳。一人っ子の私を明るく楽しく愛情たっぷりで育ててくれた♪ コロナ禍で一緒にいる時間が増えた時に、 “ あれ?お母さん本気でおかしい?ん?こりゃ完璧認知症だわ。。。 “ と気が付いたのが始まり。 あれから4年も経つと、イヤイヤ期が終わり、今はとても穏やかな認知症さんに落ち着き、とても接しやすくなった♪ たぶん4年前は、自分の変貌が受け入れられなくて、不安で不安で怖かったから、私に怒ったり、手を上げそうになったり、反抗してたんだと思う。 今は、清潔にすると言う事