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J2第8節 大分vs群馬 プレビュー【積み上げたクオリティで圧倒せよ】

 こんにちは、トリノミカタです。今節は3連戦の真ん中の試合。多少の選手の入れ替えもあるかもしれませんが、大分としては前線を長沢選手、渡邉選手にしてからの徐々にスタイルの積み上げが感じられています。結果こそ出ていませんが、今節は現在19位の群馬との試合なので、今節こそは勝利を届けてほしいです。今回は群馬の特徴と大分の見どころをお伝えします。



群馬前節スタメン

ザスパ群馬の特徴

 群馬は今節4-4-2と3-4-2-1の2つのフォーメーションを採用している。前節の徳島戦は3-4-2-1で挑んだ。相手に持たせるときは5-4-1で自陣でしっかりと守り、前からいけそうなときはハイプレスをかけるというプレースタイル。組み立てには大分にも在籍した高澤がよく絡み、ポゼッションスタイルを基本としている。
 徳島戦を観て、正直、何をとっても中途半端である印象を受けた。フォーメーションが定まっていないことにより、ビルドアップもうまくはいっていなかったし、ハイプレスに関しても、簡単に剥がされてカウンター受ける割にはチャンスに繋がるシーンも少なかった。前節は最下位である徳島のクオリティの低さに助けられたが、上位のチームであれば敗戦していたのではないか。


群馬の注目選手

 まずはなんといっても高澤優也だ。高澤選手は2020~2022年に当時J1の大分に在籍し、6得点を挙げたストライカーである。大分時代には左足から繰り出される強烈なシュートと高さを生かして、J1で活躍した。
 今シーズンはストライカーとしてだけではなく、ビルドアップにも積極的に関わり、高澤選手を起点に攻撃が始まることも多いので、高澤選手を大分は自由にしてはいけない。
 二人目は、前節強烈なゴールを決めた川上エドオジョン智慧選手。左サイドのアタッカーで、スピードとキレのあるドリブルを武器としている。大分は右サイドの野嶽選手がマッチアップすることになりそうなので川上選手に1対1で負けないことも見どころの1つになりそうだ。


大分の今シーズンの振り返り

 大分は現在13位と下位に沈んでいるが、内容としては決して悪いわけではない。怪我人が多い中で、シーズン序盤は伊佐選手・宇津元選手を中心としたハイプレス、即時奪還のスタイルで望んだが、ここ数試合は長沢選手・渡邉選手を中心とした縦に速いビルドアップ・即時奪還のスタイルに移行している。大分の心臓である野村選手が離脱した中でも長沢選手がうまくビルドアップに関わるなど、現有戦力で柔軟に戦術をブラッシュアップさせ、苦しい台所事情の中で、前節は首位岡山相手に引き分けた。
 若手の成長も著しく、GK濱田選手の台頭や安藤・藤原CBコンビの安定感。弓場・保田のユース出身新進気鋭ボランチコンビの躍動など、明るい材料も多い。攻撃陣に怪我人が多く、ここに怪我人が帰ってくると確実に攻守にバランスの取れたチームになってくるだろう。


大分の注目選手

 守備に関しては心配していないので、とにかく攻撃陣に今節は特に期待したい。中でも注目はやはり長沢選手。群馬の3CBは城和選手のみ187cmと大柄だが、それ以外に大きな選手はいない。長沢選手は192cmあるし、CBの安藤選手は190cmあるので、今節は高さの優位性が取れそうだ。セットプレーは注目である。
 また、前節違いを見せた松尾選手にも期待したい。大分はサイド攻撃に課題がある中で、松尾選手のスピードと意外性は非常に魅力的。これまで味方との連携がうまくいっていない印象だったが、前節は改善が見られたので、今節は得点にぜひ関わってほしい。


最後に

 群馬は現時点では、今シーズン戦ってきた相手の中で一番クオリティで差をつけられる相手だと思います。鹿児島戦のように大差で勝利し、勢いをつけてほしいと思います。梅崎選手が前節復帰してくれたようにこれから怪我人も少しずつ戻ってきてくれると思うので、楽しみにしましょう!
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 梅崎選手に点をとってほしいなー。

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