J2第23節 大分トリニータvsいわきFCプレビュー 【リベンジを果たして進撃の夏へ！】
こんにちは、トリノミカタです。前節は甲府相手にホームで0-0の引き分けとなりました。 勝てはしませんでしたが、久しぶりに内容はよく、見ていて面白い試合でした。
今節はアウェイで現在8位のいわきFCとの対戦。前回対戦では、ホームで0-2の完敗。強度で完全に上回られ、大分のいいところを出せずに力負けを屈しました。
本記事では、最近のいわきの特徴と、今節の見どころを解説していきます。降格圏と勝ち点3差まで来てしまった大分は何がなんでも勝たないといけません！！
最近のいわきの特徴
いわきFCはフィジカルが強く、強度が高い上にパス回しも上手いことが魅力のチームです。そんないわきは現在2連敗中。とはいえ、相手が現在1位と2位の長崎と横浜FCで、相手が悪かったと思います。その前までは4戦2勝1敗1分けと安定した戦いを続けています。
そんないわきの最近の特徴は以下の通りです。
・中盤の肝である大西選手が怪我で離脱
・球際は相変わらず激しい
・照山選手からトップ下への鋭いパスからの攻撃
最近のいわきの一番のトピックスとしては、前半戦いわきの躍進を支えたボランチの大西選手が怪我で離脱してしまったことです。大西選手は球際にめっぽう強く、デュエル勝利数はリーグで2位を大きく突き放しての1位。前回大分がいわきと対戦した時も、中盤の攻防で大西選手にボールを回収され続け、主導権を握られました。
大西選手が離脱したことで、若干中盤の強度が落ちたかもしれませんが、いわきはどの選手も球際に激しくいけるので、全体の球際の強さは健在です。大分は今度こそ、その部分で負けずに主導権を握りたいです。
また、いわきの攻めのポイントとしては、
①ハイプレスからのショートカウンター
②CB照山選手から2シャドーへの縦パスからの攻撃
の2点が特徴です。ショートカウンターではリスクを侵してどんどん人が湧き上がってきます。
ポゼッション時には、左右に揺さぶりながら、隙ができた時にCBの照山選手から鋭い縦パスが2シャドーに入り、そこを起点に速攻が始まります。この縦パスをカットできれば、逆に大分のカウンターを発動できるので、ここの対応が非常に見どころです。対人の強いペレイラ選手やデルラン選手、安藤選手が勇気を持って攻めのディフェンスができているかに注目して下さい。
いわきの注目選手
照山選手については先ほど紹介したので割愛します。（この人が最重要です）
1人目はFW谷村（タニムラ）選手です。谷村選手は今季10得点を挙げ、現在得点ランキング2位。右足、左足、頭どこからでも点が取れる万能なストライカーです。一人でこじ開けるようなタイプではないですが、チャンスが来たら決め切る力があるので、決定機を作らせたくないです。
2人目はMF下田選手です。まだ20歳のプレイヤーですが、アンカーとして周りに指示を出しながら、ポゼッションに優位性をもたらせる選手です。これからさらに成長してJ1にも行ける逸材だと思うので、ぜひ注目してください。
大分甲府戦の振り返り
前節は内容は良かったものの、勝つことはできずこれでリーグ戦9試合勝ちなしの15位。降格圏まで勝ち点3というところまで来てしまいました。
前節は新加入の吉田選手が先発し、3-1-4-2という今季初の布陣で戦いましたが、中盤に受け手が多いという利点と、守備時に5バックで守れて固い守備ができるという利点が良かったと思います。
特に、中川選手の中盤での受け方が抜群に上手く、パスを出す瞬間に相手の間に顔を出し、マークされないような受け方ができていました。改めて中川選手は、ポゼッション時に中で使うのが最適であると感じました。
また、ペレイラ選手がアダイウトン選手の守備のポジショニングが甘い際に、強引にドリブルで攻めたり、スルーパスを出したり、シュートを打ったりなど、今の大分にかけている攻めのプレーを再三に出し、チームとスタジアムに勢いを与えていました。
ムン選手も今季初リーグ戦出場でしたが、落ち着いたボール回しと的確な指示で、ポゼッションに優位性を持たせていました。ハイボール処理も安定していましたね。
反省点としてはやはりゴールの部分。決定機自体が少ないので、チームとしてどのような形でゴールを狙うのかというヴィジョンを共有して、見せてくれることを期待します。
大分の見どころ
今節は出場停止だった安藤選手、保田選手、長沢選手が帰ってくるので、久しぶりにベストメンバーで戦うことができます。嬉しいですね（泣）
今節の見どころは以下の2点です。
・攻撃でハイプレスを剥がして裏抜けできるか
・守備で攻めのディフェンスができるか
いわきは守備時にハイプレスで最終ラインを高く設定してきます。良さでもありますが、CBの背後には広大なスペースがあるので、相手のプレスを剥がせさえすれば決定機に繋がります。
よって、2トップはまずは起点を作れる長沢選手が必要。もう一人は裏抜けができるキム選手や鮎川選手が最適ではないでしょうか？現状のコンディション的にはキム選手の方が良さそうなので、スタメンは長沢選手、キム選手と予想します。
また、先述しましたが、照山選手の縦パスを収めさせなければ、相手の良さを消すことができます。大分の守備陣が前向きの守備ができているかが見どころです。ペレイラ選手の雄叫びを今節も見たいですね！
最後に
来週は清水が相手で、現実的に勝つ可能性は高くないと思います（もちろん前諦めずに全力で応援します）。だからこそ、このいわき戦で勝つことは至上命題です。何がなんでも勝たないといけません。
夏の熱い戦いがこれから始まります。強度や走力を売りにしているチームは、これから失速する可能性があります。大分はポゼッション力があるので、ここで巻き返して欲しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました！今回の記事が少しでも「参考になった」「面白い」と感じたら「スキ」ボタンををしていただけると嬉しいです！
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