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ペットボトルの大きさが環境問題を解決する?

これまでいくつかの東南アジアの国を巡ってますが、アジアの国ってゴミのポイ捨てがかなり酷いとこ多いですよね。今回カンボジアに行って分かったのは特にペットボトルがゴミの主体になっていることでした。

ペットボトルのゴミ(最終的には消費量)を減らす手段として、大きさに注目してみました。ここまでが前回のまとめ。
人間の水分摂取量が大きく変化することはないので、ペットボトルの容量を大きくすればプラスチックの使用量は減らせるはず。
例えば、同じ量を飲むにしても300mlを2つ買うのか、600mlを1つ買うのかでプラスチック使用量にも影響します。
300mlのペットボトル容器が約25g、600mlの容器が約35gなので、計算上は、15gのプラスチック減になります。
これに付随して、製造時・運搬時のエネルギー使用やCO2排出も抑えられる。

ただ、それが分かっても実現できないのが、人の心理だと思います。

そこでまず必要なのが、なぜ消費者が500mlを好むのか分析することかと。
手始めにchatGPTに聞いてみました。

ペットボトルの容量が500mlになる理由は、いくつかの要因によるものです。

1. 飲みやすさと持ち運びやすさ
: 500mlの容量は、一般的な飲み物の量として適しているため、飲みやすく、また持ち運びやすいサイズです。500mlは、一回の摂取量として適切であり、大抵の人が一度に飲むことができる量です。
2. 市場需要と消費慣習: 500mlの容量は、多くの飲料メーカーが市場で提供している一般的なサイズです。消費者が普段の生活で手軽に購入し、摂取することができる容量として定着しています。
3. 価格帯のバランス: 500mlの容量は、価格帯のバランスを保ちつつ、消費者に適切な量の飲料を提供するためにも選ばれることが多いです。容量が大きすぎると価格が高くなり、逆に容量が小さすぎると消費者がコストパフォーマンスを感じにくくなる可能性があります。
4. 環境への配慮: 近年、環境への配慮が重要視されています。500ml程度の容量は、適度な飲み物の量を提供する一方で、容器の大きさも適切なため、廃棄物の削減に一定の配慮がなされています。

以上の理由から、500mlの容量は飲料容器として一般的な選択肢となっており、さまざまな要因が組み合わさってこのサイズが定着していると言えます。

chatgptより

要するにいろんなことがちょうどいいサイズが今のペットボトル容量500mlを決定しているんですね。

もう少し増えた容量がちょうどいい、となるにはどうしたらいいか

容量を増やしていくことで得られるメリットの項目化と計算
例えば、生産コストの削減による商品価格の低下。あとは環境面の効果としてCO2削減量を全面に出していく必要がまずありそうです。

最近では食品トレーの環境負荷が注目されているので、それと同じでペットボトル飲料についても、飲料自体だけでなく、入れ物の方にも注目が集まるといいですね。
そうなった場合に、上記で計算したようなプラスチック減少量やコスト減、CO2減を定量してパッケージに表示することが消費者の脱プラを促進する鍵になるのではないかと思います。

とここまで書いてみましたが、そもそもペットボトルではなくマイボトルをみんなが持ち歩けばこんな議論は要らないですね。
マイボトル自販機がもっと普及すれば、
ペットボトルも要らないし、その分飲料費も安くなるし、環境負荷も減らせる。これが『脱消費経済』ですね(勝手に名付けました)。


余談

あと、個人的にやってみたいこととして、個人が1日に使用するプラスチックの量を計測してみるとか。それで自分がどれだけのプラスチックを使用して、それに伴って、どれほどのCO2を排出してるのか、そんなことをまずは自分で体感してみようと思います。




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