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2024/07/23の日経新聞を読んで

ソニー銀行は22日、変動型の住宅ローンの基準金利を8月から0.2%上げ、年2.007%にすることを決めた。引き上げは2010年10月以来、14年ぶりとなる。住信SBIネット銀行やイオン銀行、auじぶん銀行も変動型の金利の引き上げに動いており、その流れが広がっていく可能性がある。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • ソニー銀は短期の市場金利の指標である東京銀行間取引金利(TIBOR)などの市場金利の動きを踏まえ、今回の改定幅を決定した。

  • 現在0.297%となっている最優遇金利も0.2%上がり、0.497%となる。

  • ソニー銀行の住宅ローン残高は約3兆4000億円で、ネット銀行として住宅ローン最大手の住信SBIネット銀行に次ぐ規模がある。

  • 短プラを改定する動きはまだ一部の銀行に限られる。

  • 日銀が追加利上げに踏み切れば、短プラや住宅ローンの変動金利の引き上げに動く銀行が複数出てくることが想定される。

【所感】
住信SBIから始まり、AEON銀行、auじぶん、そして最大手の一角であるソニー銀行もついに住宅ローン変動金利の基準金利を利上げすると発表した。しかも0.2%であり、決して上昇率は低くない。住宅ローンで変動金利を選べば当然リスクは付く。ずっと超低金利で35年間を潜り抜けるのは難しそうだ。それでも大半の人が変動金利で住宅ローンを組んでおり、私も間違いなく変動金利で組むだろう。今のところ住宅ローンの変動金利上昇を発表していないのはpaypay銀行くらいになったが、これももう時間の問題だろう。
日銀が金融政策決定会合で追加利上げに踏み切れば、連動的に多くの金融機関で変動金利が上昇するだろう。金利のある世界とはそういうものだ。

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